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本当に痩せる?「バナナダイエット」のやり方・効果を徹底解説!

美容

一時期話題になったバナナダイエット。「本当に痩せるの……?」と疑問に思ったことはありませんか?この記事では管理栄養士が、バナナがダイエットに役立つ理由や、バナナダイエットのやり方を詳しく解説します。食べる量やタイミングなど、正しいやり方を知って健康的な身体を目指しましょう。2023年3月7日 更新

Q. 一日何本まで食べていい?

A:大きめなら1本、小さめなら2本を目安にしましょう。

バナナをはじめとする果物の摂取量は、一日に200g程度が適量です。とくにバナナは果物のなかでは高糖質。糖質を摂り過ぎると肥満につながるおそれがあるので注意が必要です。 (※5,11,12)

Q. バナナダイエットで痩せないのはなぜ?

A:バナナダイエットを行なっていても、身体活動で消費するカロリーより、食事から摂るカロリーが多い場合は体重が減りません。

また、バナナだけを摂るといった極端な食事制限をすると、一時的に体重が減ったとしてもリバウンドする場合が。なかなかやせにくい方は、カロリーの摂取量を調整するほか、運動をして消費カロリーを増やすことをおすすめします。(※2)

Q. 1週間くらいで効果は出る?

A:バナナダイエットは運動と並行して、気長に続けることをおすすめします。

目安として、脂肪1kgを減らすには約7200kcalの消費が必要です。たとえばごはん1杯(234kcal/150g)をバナナ1本(121kcal/130g)に置き換えた場合、1週間で抑えられるカロリーは791kcalほどなので、短期間で効果を得ることはむずかしいでしょう。(※3,11,13,14)

Q. ダイエット中におすすめの食べ方は?

A:間食やデザートの代用品としてバナナを摂るのがおすすめです。

また、これらを摂る習慣がない方は、朝食のごはんやパンの代わりにバナナを食べてみてはいかがでしょうか。ダイエットのためは食事から摂るカロリーを調整することが重要ですが、栄養バランスの乱れに注意が必要。バナナだけで食事を済ませるのは避けましょう。(※2)

バナナをダイエット中の食事に活用しよう!

バナナは主食や菓子類と比べるとヘルシーで、ダイエット中でも安心して食べられます。食物繊維が豊富で便秘対策に役立つというメリットもありますよ。ただし、果物のなかでは糖質が多く含まれるので、食べ過ぎには注意してくださいね。

【参考文献】

1 平成20年度国民健康・栄養調査に 「朝バナナダイエット」ブームが与えた影響
2 ダイエット|e-ヘルスネット(厚生労働省)

※3 八訂食品成分表2021|女子栄養大学出版部

4 「バナナは太る?」は間違い!専門家に聞く「バナナの糖質やカロリー」
5 「何を」「どれだけ」材料と料理区分:農林水産省
6 Vol.38 【医師監修】便秘と肥満の関係性とは? 肥満の原因と解消法を知ろう|健栄製薬
7 食物繊維の働きと1日の摂取量|健康長寿ネット
8 「食品のGI値」を活用し、健康な体をつくりましょう!|山梨県厚生連健康管理センター
9 【医師監修】便秘の人は朝ごはんを食べるべき?おすすめの食品とメニューもご紹介 コラム|健栄製薬
10 夜遅く食事をとるときは:農林水産省
11 バナナ - カロリー/栄養成分/計算 | カロリーSlism
12 果物|e-ヘルスネット(厚生労働省)
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