さわやかな酸味が特徴のレモン。健康や肌によいイメージがありますが、実はダイエットもサポートしてくれるんです!この記事では管理栄養士が、レモンに期待できるダイエット効果や、ダイエット中におすすめのレモンの取り入れ方を解説します。2023年3月29日 更新
レモンに期待できるダイエット効果
ポイント
食後の血糖値の上昇を抑える
むくみ対策
便秘対策
食後の血糖値の上昇を抑える
食事の前にレモンを取り入れることで、食後の血糖値の上昇を抑えることができると言われています。これは、レモンの栄養素である、クエン酸を含む有機酸や、ポリフェノールのはたらきだと考えられています。
食後の血糖値上昇を抑えることは、老化を促進させる要因である「糖化ストレス」を低減させ、若々しさを保つことにつながります。(※1,2)
むくみ対策
レモンの酸っぱさのもとであるクエン酸は、塩味を感じやすくしてくれます。レモンのクエン酸はみかんの約6倍と言われており、果物の中でもトップクラス。
減塩の物足りなさをレモンの酸味が補うので、料理に使う塩分量を減らすことができます。その結果、塩分の取りすぎによるむくみを対策することが可能です。(※3,4,5)
便秘対策
レモンなどの果物に含まれる食物繊維や有機酸には、腸を刺激してくれるはたらきがあります。レモンには100gあたり4.9gの食物繊維、3.2gの有機酸が含まれています。
便秘のときは、果物などで食物繊維を摂るほか、水分を積極的に取り入れることも重要です。朝、コップ1杯の水を飲むことで、腸を目覚めさせ、動きを活発にさせるのもおすすめ。(※6,7)
レモン水・白湯にもダイエット効果がある?
レモン水・白湯は、ダイエット中におすすめの飲み物です。「レモン水」は水にレモン汁を加えたもの、「レモン白湯」は一度沸騰させたお湯を50℃程度に冷まし、レモン汁を加えたものです。
レモン水・白湯は水分を摂れるので、便秘対策につながります。また、レモン白湯は内臓を温め基礎代謝が上がるので、脂肪燃焼が期待できます。(※8)
ダイエット中に!効果的なレモンの食べ方3選
ポイント
食前にレモン水・白湯を飲む
食事にレモン果汁をプラス
レモン酢を取り入れる
食前にレモン水・白湯を飲む
上記で述べたレモン水・レモン白湯は、手軽にできるのが嬉しいポイント。特におすすめなのは、食前に取り入れることです。ごはんを食べる前にレモン水やレモン白湯を飲むことで、食後に血糖値が上昇するのを抑えてくれます。(※1)
食事にレモン果汁をプラス
食事の味付けにレモン果汁を活用すれば、塩分を抑えながらも酸味の効いた満足感のある味わいを楽しめます。塩分を抑えた食事はむくみ対策につながるため、ダイエット中の方にピッタリです。いつものサラダの味付けを、レモンを使う減塩ドレッシングに変えるなど、簡単に取り入れることができますよ。(※4.5)
レモン酢を取り入れる
研究により、酢を毎日続けて摂ると、内臓脂肪を減らすのに役立つことが明らかになっています。酢のはたらきと、ダイエットに嬉しいレモンの作用を一度に摂り入れられるレモン酢は、ぜひ活用していきたい調味料です。(※9)
レモンでおいしく健康にダイエット♪
レモンは、食後の血糖値上昇を抑えるほか、むくみや便秘の対策に役立ちます。また、レモン水・白湯は、ダイエット中に摂りたい水分も同時に摂れるのでおすすめです。
ただ、レモンを食べるだけで痩せるわけではありません。運動やバランスの良い食事を心がけながら、レモンをダイエットに役立ててみてくださいね。
【参考文献】