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住宅ローンの繰り上げ返済をする方法は2種類|メリット・デメリットとは?

住宅ローンの繰り上げ返済と比較検討したい選択肢とは?

最後に住宅ローンの繰り上げ返済を検討するにあたり、あわせて検討しておきたい2つの選択肢を紹介します。

借り換え

現在利用している住宅ローンの金利が高いと感じるなら、繰り上げ返済よりも借り換えを行うほうが、最終的な利息削減効果が大きくなる場合もあります。

借り換えの目安は金利差が1%以上、住宅ローン残債が1,000万円以上、残りの返済期間が10年以上といわれています。この条件を満たすなら、借り換えという選択肢も検討するとよいでしょう。

ただし、借り替えの際には新規と同様に審査を受ける必要があります。最初に住宅ローンを借りたときと比べて、転職や独立によって属性が悪くなっている場合や、年齢や健康状態によっては、審査に通らない可能性もあります。

また、借り換えで気をつけなければならないのは諸費用です。諸費用が高い金融機関だと、借り換えたとしても諸費用の分だけ利息削減効果が薄れてしまいます。候補先の金融機関のサイトに用意されているシミュレーションを利用して、最終的にどのくらいの利息削減効果が得られるかを必ず確認しましょう。

資産運用

住宅ローンの金利が低い昨今、繰り上げ返済ではなくその資金を活用して、資産運用を行うという選択肢もあります。

NISAやiDeCoのように、非課税で運用できる制度も用意されています。特にNISAは2024年から大きく変わり、より資産形成がしやすい仕組みになるので、チャレンジしてみる選択肢もあるでしょう。

まとめ

住宅ローンの一部繰り上げ返済には「返済期間短縮型」と「返済額軽減型」の2つの方法があり、利息削減効果がより高いのは返済期間短縮型です。

住宅ローンの繰り上げ返済には、金利の負担を軽減できるというメリットがある反面、手元資金が一時的に不足したり、金融機関によっては手数料がかかったりするというデメリットもあります。

繰り上げ返済を検討する際には、メリットとデメリットをしっかりと理解し、事前にシミュレーションを行ってください。
また、借り換えや資産運用などほかの選択肢も比較検討したうえで最終的に決めることをおすすめします。

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