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夫婦のお小遣いの実態とは? 既婚男女の平均額ともめないルールの決め方

どこまでお小遣いで支払うのか事前に決める
お小遣い制を導入する際は、夫婦で事前にお小遣いに関するルールを決めておきましょう。まずは、家計で支払うべきものと、お小遣いで支払うべきものの範囲を決めることが大切です。

昼食費や子どもに関する費用は毎日積み重なる出費であり、月単位でみると大きな額になります。支払いは家計か、お小遣いかを曖昧にしたままにしておくと、お互いにストレスがたまります。

また、家族旅行やレジャー、外食など家族で楽しむ際の出費も、曖昧にせずにあらかじめ取り決めておきましょう。ルールさえ決めておけば、無理のない範囲でレジャーを楽しむことができますし、支払いについて心配せずに済みます。

金額はお互い納得できる額にする
次に、お小遣いの金額の決め方についてですが、夫婦ともに納得できる金額に設定することが重要です。お小遣いの金額は高すぎると家計を圧迫しますが、少なすぎたり、どちらか一方が我慢を強いられたりするとストレスになります。

金額を決める際は世帯収入の何%にする、ボーナス月は普段のお小遣いにボーナス額の数%を上乗せする、などそれぞれの家庭の収入状況に応じて無理のない金額にしましょう。家計の支出と収入を明確にし、貯蓄や家族の行事など先々に必要な出費についても話し合っておくと、おのずとお小遣いの金額も決まってくるでしょう。

使い道に口を出しすぎない
それぞれのお小遣いの金額を決めたら、使い道については口出ししすぎないようにすることも、お小遣い制を成功させるための大事なポイントです。お小遣いの範囲内の出費であるならば、ムダ遣いにしか思えないような使い方をしていたとしても、黙認するようにしましょう。

時には予期せぬ出費でお小遣いでは賄いきれない事態が生じることもあるかもしれません。そのような事態は夫婦どちらにも起こり得ることなので、あらかじめ予備費をプールして不測の事態に備えたり、生活費の一部を削ったりするなど、臨機応変に対応できるようにしておきましょう。

ただし、たびたびお小遣い額を超えて使用してしまうような場合は、夫婦で話し合いながら原因を見極めて対策を講じる必要があるでしょう。

お互い家計の状況を把握する
家計を管理するうえで、夫婦のどちらか一方が管理するのは合理的かもしれませんが、任せきりにしすぎるのは問題です。家計の状況を把握していなければ、お小遣いの金額が妥当かどうかを判断するのは難しくなります。

日々の生活の中では、つい目先のお金のやりくりに追われてしまいがちです。しかし、住宅購入費や子どもの学費など、将来的に必要になりそうなお金のこともしっかり考えておく必要があります。いざというときや将来のための貯金についても、夫婦で話し合っておきましょう。

まとめ

本記事で参照したアンケートによると、家計管理でお小遣い制を導入している夫婦は約半数です。お小遣い制は、家計管理がしやすくなり、ムダ遣いが抑えられる一方、仕事へのモチベーションが上がりにくくなるなどのデメリットもあります。

家計は夫婦にとっての生活基盤であり、将来を左右しかねないものです。どちらか一方に任せきりにすることなく、お互い納得できるルールづくりを心がけましょう。

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