おわりに
適度なネガティブさは悪いものではありませんが、「私はすべての人から嫌われている」と考えて他者と関われなくなったり、「事故に遭ったらどうしよう」と考えて外出できなくなったりと、あまり現実的でない不安や恐怖によって日常生活に支障をきたしている場合は、病院を受診するのがおすすめ。
心身の不調が非現実的なネガティブを生み出し、非現実的なネガティブがさらに心身の調子を崩す…という負のループに入ってしまうと、自分1人ではなかなか抜け出せないからです。
病院で治療を受けて心身の健康を取り戻せば、ネガティブな気持ちが和らぐ可能性があります。
参考文献
エレーヌ・フォックス〔著〕、森内薫〔訳〕(2017)脳科学は人格を変えられるか? 文春文庫