体が目覚め切っていない朝方は、腰痛に気をつけたい時間帯!今回は整体とヨガのプロが、腰痛の緩和・予防に効果的な練習法をご紹介します。
【寝る前に】腰まわりの筋肉と心の緊張をほぐして寝ている間の冷えを予防
猫背や反り腰といった日中の姿勢の癖で固まっていた筋肉をほぐすと、緊張がゆるんで睡眠の質もアップ。翌朝、腰まわりがいい状態で目覚められます。
座りっぱなしで縮んだ腸腰筋を伸ばす
背骨と大腿骨をつなぐ腸腰筋は体の前側にあり、デスクワークで座りっぱなしの姿勢が続いたり、反り腰によっても硬くなります。一日の終わりにほぐしてリセットすることで、寝姿勢も整い寝ている間の筋肉のこわばりを軽減。
【トカゲのポーズ】
①四つん這いになる。両手は肩幅、両膝は腰幅に開いてつま先を立て、背骨は真っすぐ伸ばす。
photo by Kenji Yamada
②右足を右手の外側に踏み込む。膝とつま先は同じ方向に向けること。
photo by Kenji Yamada
③左の膝を少し後ろにずらして、前腿の伸びを深める。鼠蹊部を床に向かって沈めるイメージで、ゆっくり5呼吸。脚を入れ替えて、反対側も同様に。
POINT:鼠径部を床に沈めるように
ゆっくり5呼吸
photo by Kenji Yamada
教えてくれたのは…田村義信先生
整体師。YMCメディカルトレーナーズスクール学校長。長年カラダファクトリーに勤め、これまでに10万人以上を施術。整体師への実技指導にも力を注いでいる。
美都くらら先生
IHTA認定ヨガインストラクター。宝塚歌劇団を退団後RYT200を取得し、ヨガの指導を開始。YMCメディカルトレーナーズスクールにてヨガインストラクターの育成に携わっている。