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梅雨時期の不調1位は「頭痛」!自己判断せずお医者さんへ相談できる「HELPO」が便利

ライフスタイル

梅雨時期の不調1位は頭痛!

Photo by Amin Hasani / Unsplash
Photo by Amin Hasani / Unsplash

気温や気圧の変化が激しい梅雨は、体調不良に悩まされる人も多いのではないでしょうか。

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ヘルスケアテクノロジーズが、全国の20~60代の男女1,098名に対して「梅雨の時期の不調として、ご自身にあらわれる症状にはどのようなものがありますか。※調査①」と質問を投げかけたところ、梅雨時期の不調としてあらわれる症状1位は「頭痛」という結果に。さらに全国の“頭痛持ち”に対して調査を行い、頭痛の悩みやその対処、課題についての現状を明らかにしました。

全国約1,000人の“頭痛持ち”へ調査!

①梅雨時期に普段より頭痛になる頻度が増加

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頭痛持ちの方に対する調査では、「自身の頭痛が起こる頻度に関して、梅雨の時期にはどうなると思いますか」という質問に対して、59.5%が「普段より増加すると思う」と回答。多くの人が、梅雨時期に自身が頭痛に苦しむことが増えると考えていることが分かりました。また、「梅雨の時期に頭が痛くなるのは、1週間のうち平均何日程度ですか」という質問に対しては、4日・5日・6日・毎日のいずれかを選んだ人は合計で35.6%おり、約3人に1人は1週間のうち半分以上を頭が痛い状態で過ごしていることが判明。中でも「毎日頭が痛くなる」と答えていたのは10.3.%で、頭痛持ちの10人に1人は、梅雨時期は毎日頭痛を抱えた状態で過ごしていることが分かりました。

②頭痛が原因で「丸一日何もできなかったことがある」は6割近く

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頭痛持ちの方に「頭痛が原因で、丸一日何もできなかったことはありますか」と聞いたところ、「何度もある」が37.6%。「一度だけある」が17.9%という結果に。

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また、「頭痛が原因で、予定をキャンセルしたことはありますか」という質問に対しては、「何度もある」が38.5%、「一度だけある」が19.3%という結果になりました。6割近くの人が頭痛が原因で丸一日何もできない日や、予定をキャンセルした経験があり、加えて、4割近くの人はそれを何度も経験していることが明らかになりました。

③頭痛持ちのうち、5年以上前から頭痛に悩んでいるのは半数以上

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頭痛持ちの方に「頭痛に悩むようになったのはいつからですか」と聞いたところ、55.8%と6割近くの人が「5年以上前から頭痛に悩んでいる」と回答。また、頭痛に悩んでいる期間で、「症状が改善した」と回答した人は21.7%いましたが、65.9%は「特に変化はない」と回答しています。長い期間、頭痛の症状が改善することなく苦しめられている人が多いことがうかがえる結果となりました。

④頭痛持ちの6割以上が、頭痛の際に市販薬を飲んでいる

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頭痛持ちの方に「頭痛の際、薬を飲みますか」と聞いたところ、「市販の薬を飲む」と答えた方が63.8%でした。また、市販薬を飲むと答えた方に対して、その頻度を聞いたところ、最も多かったのは「3日に1回程度」で15.2%だったのですが、「毎日」と答えた人も11.4%おり、10人に1人は毎日市販薬を飲んでいることが判明。薬を飲むことは、症状を和らげるための対処法としては有効なものの、飲み過ぎることで神経が過敏になり、薬を飲んでも頭痛が治らない「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)※」の状態になってしまうこともあり、注意が必要です。

※薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)…もともと頭痛持ちの方が痛み止めなどの頭痛薬を過剰に使用することで、逆に頭痛がひどくなった状態

Photo by Reproductive Health Supplies Coalition / Unsplash
Photo by Reproductive Health Supplies Coalition / Unsplash

また、市販薬や処方薬を飲んでいると答えた人に対して、薬を飲むこと以外に対策をとっているかを聞いたところ、42.7%の人は「とっていない」と回答。4割以上の人は、頭痛の症状に対して薬を飲むこと以外に対策をとっていないことが分かりました。

自分の頭痛の原因がわからない人は3人に1人

頭痛持ちの方への「ご自身の頭痛の原因は分かっていますか」という質問には、30.9%が「自身の頭痛の原因を分かっていない」と回答しました。頭痛の症状への対処方法の調べ方は、「インターネットで症状を検索(27.0%)」が最も多く、2番目に多いのが「自身の過去の経験から判断(26.6%)」となっています。

「頭痛の症状で、病院に行ったことはありますか」という質問に対し、あると回答した人は55.1%。また、ないと回答した44.9%の人に対して、「病院に行ったことがない理由」を聞いたところ、1位は「頭痛の症状で病院に行く必要がないと考えているから(31.8%)」2位は「病院の待ち時間が長いから(28.0%)」3位は「診察が必要な症状なのか判断に迷うから(27.4%)」という結果になりました。

また、回答者のコメントでは下記のような内容も見受けられ、頭痛が発生したときにすぐに相談ができない人が多く、頭痛が起きていない段階で病院に行くことは、頭痛持ちの自覚があるとしてもハードルが高いことがうかがえます。

■調査概要

調査① 梅雨時期の不調に関する調査
調査エリア:全国
調査対象者:20~60代の男女
サンプル数:1,098ss
調査期間 :2023年4月28日~2023年5月5日
調査方法 :インターネットリサーチ

調査② 頭痛に関する意識調査
調査エリア:全国
調査対象者:「あなたは頭痛持ちですか」という設問に対し「はい」と答えた20~60代の男女
サンプル数:1,113ss
調査期間 :2023年4月28日~2023年4月30日
調査方法 :インターネットリサーチ

お医者さんに頭痛について聞いてみた!

医師から見る“頭痛持ち”の傾向と、頭痛への対処法について

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ヘルスケアテクノロジーズ株式会社
ヘルスケアビジネス本部 ヘルスケアコンサルティング部
医師 加藤 卓浩(かとう・たくひろ)

頭痛には大きく分けて、主な症状が頭痛である「一次性頭痛」と、何らかの病気が原因の「二次性頭痛」の2種類がありますが、今回は一次性頭痛の場合についてお話します。二次性頭痛の可能性が疑われる場合は、すぐに適切な医療機関を受診することをおすすめします。

一次性頭痛には、緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛などがあり、慢性頭痛と呼ばれることも。中でも緊張型頭痛は圧倒的に患者数が多く、次に片頭痛に悩む人の割合が多い傾向があります。梅雨の時期に頭痛が起こるメカニズムについては、実は明確には分かっていませんが、一説では、気圧の変化を内耳(耳の奥にある感覚器官)で感じることにより、脳の視床下部(自律神経を制御している部分)を通して交感神経活動が活発になり、その結果、ノルアドレナリンというホルモンが血液中に放出され、痛みを感じる神経を刺激する…といったことが言われています。

今回の調査では、頭痛の原因が分からない方や、専門家に相談をしたことがない方が一定数いることが判明していますが、実は頭痛の対処法はタイプによってさまざま。ご自身の頭痛が何に起因するのかを知ることが大切です。例えば、緊張型頭痛と片頭痛は温める/冷やすと全く逆の対処が有効になります。緊張型頭痛と片頭痛を併発する方もいるため、自分に合った対処法をご自身で判断するのは、非常に難しいと思います。

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