皆さんは、「シリカ」をご存じですか?シリカは美容や健康に関心のある人たちの間で、近年注目が集まっている成分です。今回は、シリカの基礎知識や効果、取り入れる際の注意点などを解説いたします。
「シリカ」の基礎知識
「シリカ」とはどのようなもの?
シリカとはミネラルの1種であり、ケイ素(珪素)とも呼ばれています。シリカは人体に約18gほど存在するミネラルで、骨や細胞壁、皮膚、骨、関節、毛髪、爪、歯など人体のあらゆる部位に広く分布しています。人体に欠かすことのできないシリカですが、体内で貯蔵されているシリカは加齢とともに減少し、しかも体内で新たに作り出すことができません。そのため、経口摂取する必要があります。
「シリカ」の効能とは?
お肌や骨、歯、爪の健康維持
シリカには、体内のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などをつなぎ合わせたり、コラーゲンを増加させる働きがあります。そのため、お肌の弾力・潤いを保つ働きや骨粗鬆症の予防、歯・爪の健康維持などの効果が期待できます。
関節の動きをスムーズに
コラーゲンは、関節の軟骨も構成成分でもあります。そのため、シリカによってコラーゲンの生成が促されることで関節の動きがスムーズになり、関節痛予防にもつながります。
血管の弾力性を保つ
シリカには血管内に付着したコレステロールに作用し、血液の流れを促したり、血管をしなやかに保つ働きが期待できます。
ミトコンドリアを活性化
人体の細胞内には、エネルギー産生や細胞の正常化に欠かせないミトコンドリアが存在しています。人体にとって重要なミトコンドリアを構成しているのがシリカです。シリカが不足しミトコンドリアの働きが悪くなると、細胞の酸化の原因となる活性酸素が過剰になったり、免疫力の低下などが起こる可能性があるといわれています。
「シリカ」を食生活に取り入れるには?
どのように「シリカ」を摂ったらいいの?
最近ではシリカを摂れるサプリメントやシリカを含む飲料なども販売されており、手軽にシリカを取り入れたい人たちに人気となっています。しかし、現時点ではシリカの1日あたりの摂取量は定められていません。シリカはイモ類や海藻、精製度の低い穀物などに含まれていますので、まずはそれらの食材を食事から取り入れるのもおすすめです。
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