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貯金100万円!貯まったらどこに預けるのが有利?[2023年]

節約・マネー

はじめての貯金は100万円を目標金額とする人は多いでしょう。100万円貯まったら、そのままにしておくのではなく、少しでもオトクな金利の預金等に移し替えるのが大事です。ネット銀行や地銀のネット支店の定期預金、高金利の普通預金など、おすすめの預け先を紹介します。

地元の信用金庫は、定期預金のほか、アイデアフルな商品も人気

【特徴】
地元の信用金庫は、地方銀行よりもさらに営業エリアが限定的。地元密着で地域の中小企業や個人を支える協同組織の金融機関。集金に来てくれる定期積金など独自のサービスがあります。営業エリアに居住または勤務先がある人のみ口座開設が可能。人気の「懸賞金付き定期預金」は、東京の城南信用金庫がはじめて取り扱いをするなど、アイデアフルな商品をそろえているのも特徴。また、子どもの人数によって金利上乗せがある「子育て応援定期預金」の取り扱いがある信用金庫も多くあります。

城南信用金庫では「節電プレミアム預金」として1世帯100万円まで、年1.0%の預金を扱っています。省電力に関する10万円以上の設備投資を行うことが条件です。

また、インターネット支店がある信用金庫では、高めの金利の定期預金を取り扱っています。

地元の信用金庫でキャンペーンなどを確認するとともに、ネット支店であれば、全国どこからでも口座開設が可能なので、一考の余地ありです。

【取扱商品】
普通預金、定期預金、定期積金、住宅ローンやマイカーローンなど各種ローン
※懸賞金付き定期預金、宝くじ付き定期預金、子育て支援定期預金など、「お楽しみ定期」が豊富

【金利】
●普通預金:0.001%など
●定期預金(1年):0.002~1.0%など
・しずおか焼津信用金庫しずしんインターネット支店「プレミアム定期預金2023(1年)」(10万円以上)年0.23%(2023年9月30日(土)まで)

・豊田信用金庫とよしんインターネット支店「ほんわか定期預金」(50万円以上)年0.20%(2023年9月30日(土)まで、募集総額550億円に達した場合、募集期限前でも締め切る場合あり)

・尼崎信用金庫ウル虎支店「ウル虎支店専用定期預金」(10万円以上1000万円未満)年0.15%

・豊橋信用金庫インターネット支店「特別金利定期預金」(10万円以上)年0.15%(2023年9月30日(土)まで、募集総額100億円に達した場合、募集期限前でも締め切る場合あり)

・岡崎信用金庫おかしんインターネット支店「もっと岡崎、きっと家康定期預金」(10万円以上)年0.15%(2023年9月30日(土)まで)

貯金100万円を金利が高い定期預金に預けるときの注意点

紹介した定期預金は、いずれも一般的な都市銀行の定期預金と仕組みは同じです。万が一、金融機関が破たんしても元本1000万円までとその利息は保護されます。常に使っている銀行と比べて、金利の高さは明らかです。

それでも預け替えをしないのは、ひとえに手続きが面倒くさい、ということだけでしょう。しかし、一度口座を開けば、ネット銀行なら提携のATMも多く、利便性を気にすることはまったくありません。また、地銀のネット支店も、コンビニATMをはじめ、使えるATMは意外と多いのです。

地元の信用金庫は、地元でしか口座開設できませんが、その分、顔の見えるサービスを受けることができます。さらに、懸賞金付き定期、宝くじ付き定期、地元特産品付き定期など多様な定期預金を扱っています。信用金庫のインターネット支店は全国から口座開設可能で、全国どこでも信金ATMであれば、原則、時間内の利用手数料は無料という点も特徴です。

まずは、こうした金融機関の定期預金を利用するところから、はじめてみましょう。一度やってしまえば、次の100万円はどこに預けようかと考えるのも楽しくなってくるでしょう。

ただし、注意点としては、なかには期間限定の定期預金があるということです。通常、定期預金は預入期間が最高10年などと長期に設定することもでき、1年と短い期間の設定でも満期が来たら、そのまま継続することも可能です(金利はその時点の新しい金利になる)。しかし、ネット銀行や地銀のネット支店の場合、1年のみと預入期間が限定されるところもあります。その場合、満期が来ると普通預金口座に移し替えられて、その時点の金利が適用されることになります。

せっかく金利が高いからと預けても、満期後の取り扱いに注意しないと、低金利になってしまうことになりかねません。最初の100万円。大事に育てるためにも、十分メリット、デメリットを理解して使うようにしましょう。

貯金100万円を定期預金以外で預けるなら、高金利の普通預金も

貯金100万円の預け先として、定期預金はセオリーですが、現在、定期預金と普通預金の逆転現象も起きています。何がなんでも、定期預金に預けるのではなく、せっかく貯まった100万円をいつもの口座から移し替えることが重要なので、高金利の普通預金に預けることも選択肢になります。

2023年6月12日時点、高金利の普通預金は以下の3行です。

あおぞら銀行BANK支店の普通預金

BANK支店の普通預金は、特に条件もなく、一律、金利は0.20%。一般銀行の200倍の金利です。定期預金はネット専用で50万円以上の預け入れ、1年ものが0.21%、2年0.22%、3年0.23%ですから、定期預金ではなく、普通預金のままでも同程度の金利を得ることができます。

楽天銀行の普通預金

楽天銀行の普通預金金利は、0.02%。これでも一般の銀行の20倍です。さらに、楽天証券の口座を持ち、連携サービスである「マネーブリッジ」に申し込めば、普通預金金利が0.10%と、実に100倍の金利になるのです。現在、楽天銀行の定期預金金利(1年)は、通常時0.02%ですから、定期預金よりも普通預金のほうが、金利が高いということです。あえて定期預金にせず、普通預金のままで十分なのです。ただし、商品内容の改定が行われ、普通預金金利0.1%が適用されるのは預金残高300万円まで。300万円を超えた分の金利は0.04%となっています。

イオン銀行の普通預金

イオン銀行の普通預金金利は0.001%。一般の銀行と同じです。しかし、キャッシュカードとクレジットカードがセットになった「イオンカードセレクト」の保有者で、一定の条件を満たすと、普通預金金利が最大で0.10%と、一般の銀行の100倍になるのです。イオン銀行の定期預金金利(1年)は0.01%ですから、やはり、定期預金ではなく、あえて普通預金でいいのです。

詳しくは「普通預金の新常識。定期預金は使わず金利200倍!」で紹介。

普通預金の新常識。定期預金は使わず金利200倍!
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