「広いお部屋に住みたい」とお引越しをされた、リノベーション賃貸の2LDK。ワンルームのように開放的な空間にお気に入りのヴィンテージ家具をうまく配置して楽しんでいらっしゃる、一人暮らしのお部屋を拝見しました。
ふすまを外し、開放的に使う2LDK
Maruさんがお住まいのお部屋は、65㎡ほどの2LDK。以前は8畳ほどの1Kに住んでいたというMaruさん。
広い部屋に引越したくて探した時に、ちょうどリノベ済みで天井も高く広いこちらのお部屋を見つけ、決められたそう。
縦長のLDKと、その横に2つのお部屋がある間取り。ふすまや扉は全て取り外して、開放的なワンルームのように使われています。
手前のお部屋は、もともとは和室。ワンルームっぽい雰囲気になるようにクッションフロアシートを敷き、ダイニングから眺めたときにお気に入りのものが並ぶディスプレイのコーナーに。奥はすっきりシンプルに整えられたベッドルームです。
ダイニングの奥には、リビングのコーナー。
お引越しの際、シングルベッドからセミダブルへと買い替えられたため、前のものはリビングに置いてデイベッドとして使われていました。とてもゆったりとくつろげる空間になっていますね。
お気に入りのヴィンテージ家具と暮らす
ヴィンテージのアイテムが好きで、昔から集められているというMaruさん。リビングにあるフランスヴィンテージの木製ラックには、好きなものをたくさん集めて、定期的に配置換えをして楽しまれているそう。棚の上にある磁器のランプは、ウィーンのアウガルテンのもの。
「シェードの部分がシルク生地になっていて、ライトをつけると落ち着いた色になるのが気に入っています」
ベッドルームにあるのは、ネットでみて一目惚れしたというフランスのアンティークのテーブル。
「ディテールがすごく凝っていて、手彫りのような感じですごく綺麗に彫られています。1Kのときはダイニングテーブルとして、今はベッドのそばに置いて、香水やオイルなどを飾っています」
ヴィンテージ家具は、インテリアとして組み合わせる時に木の素材が多いものや暗い色のものばかりだと重くなるので、白いデザインのもの、明るいもの、無機質なものと組み合わせるようにしていると教えてくれたMaruさん。
「ナチュラルすぎるとメルヘンの雰囲気になってしまうので、ステンレス素材のものと組み合わせてみたり、IKEAの白いボードやテーブルにヴィンテージの棚を置いてみるとか。無機質なものや、明るい白と組み合わせると、比較的シンプルにまとまると思います」
ヴィンテージだけではなく、モダンなデザイン性のある家具も取り入れてらっしゃるMaruさん。こちらのバタフライチェアは、ネットで見かけていいなと思い購入されたもの。
「模様替えが好きなので、部屋には軽めの家具が多いです。バタフライチェアも、いろいろなところに配置してゆったり座ってのんびりできるので、気に入っています」
ダイニングテーブルの上には、イサムノグチの名作「AKARI」。
「実際に暮らしていて目に見える空間が、自分の好きなものであるように」という思いを込めて、よく模様替えをされているというMaruさん。
「自分のいる空間が好きなものに囲まれていたいので、日々、仕事から帰ってきてもインテリアのYouTubeみたり、ネットでお部屋探してみたり、好きな空間に仕上げていきたいなぁと思っています」
広くゆったりとした空間を贅沢に使って、お気に入りの家具の配置をさまざまに変えながら楽しまれているのが、とても印象的でした。
MaruさんのInstagramアカウントはこちら
text : Miha Tamura / photo : @maru_interior_