テレワークの普及で、広めの部屋に暮らしたいとお考えの方が増えている模様。最近は特に、広くて家賃がお手軽な団地が人気上昇中です。そこで、団地にも多い2DKや2LDKでゆったりと過ごせる部屋作りをしている4名の方のレイアウト実例をご紹介。引っ越しの予定がある方もない方も、インテリアや家具配置の参考に是非。
2DKレイアウト
<41平米・2DK>家具は少なめ。押し入れを大胆に仕事スペースに
リフォームされた2DKの物件に暮らすコアラさん。各部屋の扉を開ければ、北と南の大きな窓から気持ちよく風が吹き抜けるような間取りで、家具を置きすぎずに悠々とした空間作りをしています。
南側にある和室は寝室兼作業スペース。上部にはライトを取り付けた押入れがデスク代わりです。下段にはほとんどものを置かず、床にシートを敷いてチェアを動かしやすくしています。ベッドもないので、布団を畳めばこんな風にすっきり。
南側のもう一部屋はリビングスペース。unico(ウニコ)の本棚に大好きな漫画を並べ、IDÉE(イデー)のビーズクッション「MINI PUUF(ミニプーフ)」やソファでくつろぎながら読めるようにしています。
北側にある広めのキッチンには、オープン棚以外に、作業台を兼ねたIKEAのダイニングテーブルを設置。調理スペースがしっかり取れるので、キッチンが狭かった以前の部屋よりも料理をする機会が増えたそう。
<47平米・2DK>襖を外して広々。古道具や雑貨を並べて
UR賃貸の築50年のリノベーション団地、47平米の部屋に暮らすのはatsukoさん。2DKの日当たりのよいキッチンと隣の部屋は襖を外し、古道具や北欧の雑貨などを並べています。
リビングスペースには、背が低い古道具の飾り棚やりんご箱を置き、圧迫感を抑えながら植物や置き物をディスプレイ。ソファとビーズクッションで、友人が来たときにもゆったり過ごせるようにしています。
丸いダイニングテーブルを置いたキッチンも、明るくてお気に入りの場所。冷蔵庫の横の棚に、コレクションしている器をたくさん収納しています。
シンクの上にはつっぱり式のラックを設置して、竹のざるをはじめとした味のある道具の収納場所に。ほかにも、換気扇フードに磁石を貼ったり、カーテンレールにS字フックを掛けたりして、調理道具を吊るせるようにしています。
北側にある和室は寝室です。ここではハンガーラックには布をかけ、右の壁の下部にある収納にはカーテンを付けるなど、大部分を隠す収納にして落ち着ける雰囲気にしています。
2LDKレイアウト
<65平米・2LDK>ヴィンテージアイテムを多用した広いワンルーム風
リノベーション賃貸の65平米ほどの2LDKに暮らすMaruさんは、縦長のLDKと隣に並ぶ2つの部屋のすべて襖や扉を外して一続きの広い部屋のように使用。アンティークやヴィンテージの家具を中心にしたインテリアで、模様替えも楽しんでいます。
ダイニングの奥の日当たりのよい場所がリビングスペース。かつて使っていたシングルベッドを壁と平行に置き、大きなソファ代わりにしています。対して写真左のバタフライチェアは、好きなところへ移動してゆったりできるアイテムです。
同じように日が差す隣の部屋は寝室。セミダブルのベッドと、彫られた模様が美しいフランスのアンティークのテーブルや、柔らかな印象の北欧のヴィンテージランプなど、お気に入りに囲まれてリラックスできる空間です。
もう一部屋は和室ですが、クッションフロアシートを敷くことで、ほかの部屋と同じく洋風に。壁際の棚は、ダイニングからも眺められるディスプレイコーナーにしています。