夏は汗をかきやすく痩せやすい季節というイメージがあるかもしれません。しかし、汗で減っているのは脂肪ではなくあくまで水分。夏ダイエットを成功させるコツについてのお話です。
夏が痩せにくい理由
基礎代謝が低下
基礎代謝とは、生命を維持するために最低限必要なエネルギーのこと。冷房の効いた室内で過ごしていると、自分の身体で体温を調節する必要がないため、基礎代謝が低下しやすくなります。また、のどごしが良く食べやすい麺類やアイスクリームなど、糖質が多く冷たい物を摂りすぎることも、基礎代謝が下がる原因になります。
自律神経の乱れ
体温調節や内臓の働きを司る自律神経。睡眠不足や、屋外と室内の大きな気温差の影響で自律神経のバランスが崩れ、代謝の低下やホルモンバランスの乱れ、だるさ、頭痛、不眠などのさまざまな不調を引き起こします。規則正しい生活や睡眠をとることを心がけ、自律神経を整えるよう意識しましょう。
夏太りを防ぐためのポイント
冷たい食べ物を控える
飲み物に氷を入れない、温かいスープを食べるなど、冷たい食事ばかりにならないように、バランスのよい食生活を心掛けましょう。
湯船につかる
シャワーだけで済ませずゆったりと湯船につかるだけでも、むくみや冷えを防ぐことができます。また、冷房で冷えた身体を入浴で温め自律神経のバランスを整えることで、良質な睡眠にもつながります。
筋肉を動かす
筋肉を鍛えて代謝を上げ、脂肪燃焼を促しましょう。同時に、こり固まった筋肉をほぐし関節の可動域を広げることも大切です。日常生活でもこまめに歩く、自転車を使う、階段を使うなど、運動量を増やすことを意識しましょう。
代謝を上げる全身に効くヨガポーズ
背中を引き締め、体幹を鍛えるポーズ
1.うつ伏せになり、脚を腰幅に開く。肩の真下に両手をつき、脇を締めひじを後ろに引く。
Photo by Emiko Hirukawa
2.息を吸いながら背中の力で上半身を持ち上げる。さらに左手と右脚を持ち上げ、深い呼吸で30秒キープする。その際、脇が開かないように意識し、背中の力を感じる。手足を入れ替え反対側も行う。
Photo by Emiko Hirukawa
下半身、背中を引き締めるポーズ
1.両脚を肩幅の1.5倍に開いて立ち、右のつま先は右真横へ、左のつま先はやや内向きにする。右手を天井に向かって高く上げ、左手は左ももに添える。右膝を曲げて上半身を後ろに反らせ、目線は伸ばした右の指先へ向ける。
Photo by Emiko Hirukawa
2.右手を下ろし左手をまっすぐ天井に伸ばす。右膝を曲げたまま上半身を右側に倒し、左手を頭の向こう側に伸ばす。1〜2の動きを、呼吸に合わせて3回繰り返す。脚を入れ替え、反対側も行う。
Photo by Emiko Hirukawa
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