女性を中心に、多くの人が頭を悩ませる“足のむくみ”。特に夕方になると足がむくみ、「靴下の跡がつく」、「ブーツの脱ぎ履きがしづらい」、という悩みを抱えている人が多いようです。今回の「ちょいと解決しましょう課」では、足のむくみの理由や対処法について、中山真希調査員(以下、中山調査員)が徹底調査しました!
「朝」と「夕方」でどれくらい変わる?専門家とむくみを計測
CBCテレビ:画像『チャント!』
今日のギモン「足がむくむのはなぜ?」を調べるため、中山調査員がやって来たのはジェイアール名古屋タカシマヤ。施設の広報担当・吉田ひかるさんと一緒に、1日の足の変化を、靴売り場で計測します。協力してくれたのは、シューフィッター歴27年の野村美香さん。
「シューフィッター」とは、足に関する基礎知識と靴合わせの技能を習得し、足の疾病予防の観点から、それぞれの人に合った靴を提案する専門家です。その最上級の資格を持つ野村さんに、朝と夕方の足のサイズを正確に計測してもらいました。
午前10時半過ぎ、左右の足の5か所(足長・足幅・足囲・足首・ふくらはぎ)を計測。
ふくらはぎや足首もチェックします。普段デスクワーク中心の吉田さんは…。
(ジェイアール名古屋タカシマヤ・吉田ひかるさん)
「(むくみます?)夕方になると、足のむくみは感じやすいです」
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一度目の計測から6時間後の夕方午後4時半過ぎ、再度計測します。中山調査員のふくらはぎは…。
(シューフィッター・野村美香さん)
「右足(ふくらはぎ)1センチぐらい大きくなっています」
右足首も+0.8センチになるなど、右ふくらはぎ・右足首に大きなむくみが。吉田さんも、両足のふくらはぎが+0.5~0.8センチになるなど、やはりむくみが見られる結果でした。
むくみの原因は?夏の必需品の“使い過ぎ”に注意!
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そもそも「むくみ」が何なのかを知るため、名古屋市中村区の「名駅東クリニック」内科・山本祐歌医師に話を聞きました。
(名駅東クリニック・山本祐歌医師)
「血管や細胞内の水があふれ出て、細胞と細胞の間の組織間液が増えてしまうことを、むくみと言います。簡単に言うと、皮膚の下に水がたまった状態」
病気が原因ではない人にみられるむくみは、静脈やリンパの流れが滞っていることが原因で起こります。立ち仕事やデスクワークなど同じ姿勢を続けていると、むくみやすくなるといいます。
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ふくらはぎの筋肉は、静脈に溜まった血液を心臓に戻すポンプ作用がありますが、長い時間、同じ姿勢のまま動かないでいると筋肉が機能しません。結果的にポンプがうまく作用せず、下半身のむくみの原因になります。女性は男性より筋肉量が少ないため、むくみやすい傾向があるといいます。
さらに山本先生いわく、これからの時季“夏”は特にむくみやすいといいます。その理由は?
(名駅東クリニック・山本祐歌医師)
「熱中症対策で意識的に、水分や塩分をとりすぎてしまうことがむくみの原因に。何でもとりすぎはいけない。(あとは)エアコンの効きすぎ。体が冷えると、血液の循環が悪くなってしまう。下半身のむくみになります」
1日1回でOK!むくみに効くゴキブリ体操?!
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むくみを予防するための、簡単な方法はないのでしょうか。