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[京都]世界遺産・龍安寺の石庭は必見!みどころやアクセスを事前にチェック!

石庭が有名な龍安寺ですが、ほかにもみどころがたくさんあるので、ぜひ押さえておきましょう。
方丈の北側には、徳川光圀(水戸黄門)が寄進したといわれる「知足の蹲踞(つくばい)」があります。蹲踞とは、茶室に入る前に手と口を清めるために使われたもの。中央の水穴を「口」の字に見立て、周りに書かれた「五」「隹」「疋」「矢」と合わせると「吾唯足知(ワレタダタルコトヲシル)」と読めます。
これは、仏教を開いた釈迦が説いた「知足(自らの分をわきまえてそれ以上のものを求めないこと)の者は、貧しいといえど富めり、不知足の者は富めりといえども貧し」という「知足(ちそく)の心」を図案化したもの。仏教の神髄であり、茶道の精神にも通じる蹲踞は、ぜひ目にしたいものです。

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方丈東庭では、桃山時代に侘助(わびすけ)という人が朝鮮から持ち帰ったことから名付けられた侘助椿が、3月上旬~4月上旬にかけて美しい花を咲かせます。わびさびの世界を感じられる侘助椿は、千利休など名だたる茶人に愛されたことでも有名。こちらの侘助椿は日本最古と伝わり、桃紅色地に白まだらが入った一重咲きの花を、豊臣秀吉が愛でたそうです。

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方丈へと続く参道はモミジのトンネルとなっており、晩春から初夏にかけては爽やかな青紅葉を、秋には鮮やかな赤に染まった光景を楽しめます。石階段の脇にある竹垣は、竹を斜めに組み合わせた形が特徴的で「龍安寺垣(りょうあんじがき)」と呼ばれるもの。数ある竹垣の種類のひとつとして、全国の日本庭園や自宅の庭などにこの龍安寺垣が設置されています。

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龍安寺境内の南半分を占める大きな鏡容池(きょうようち)は、まだ龍安寺が別荘だった頃、貴族が舟を浮かべて詩歌管弦を楽しんだという記録が残っています。オシドリの名所として知られる美しい池には、今も鷺(さぎ)や鴨が羽を休め、夏の睡蓮をはじめ、四季折々の草花を楽しめます。

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晴れた日には青空や雲が池に映る幻想的な光景を目にすることも。1周約15分の散策をするのもおすすめです。

龍安寺へのアクセスは?

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京都駅から龍安寺へ向かうには、バスの利用がおすすめです。市バス50系統に乗って「立命館大学前」バス停で降りて、きぬかけの路を7分ほど歩くと龍安寺に到着できます。また私鉄で京都へ向かった場合は、阪急大宮駅から市バス52・55系統「立命館大学前」バス停から徒歩7分、京阪の三条駅からは59系統「龍安寺前」から徒歩すぐのアクセスです。
嵐山方面から向かう場合は、レトロな雰囲気が人気の嵐電に乗りましょう。途中、帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅で北野線に乗り換えて龍安寺駅で下車。そこから徒歩7分で到着可能です。

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