適度な運動を心掛ける
日常のちょっとした動作を意識するだけでも、運動量をアップできます。たとえば、背筋を伸ばして前傾姿勢で階段を上がると大殿筋(お尻の筋肉)が鍛えられますし、腹筋を意識して動かしながら腹式呼吸をするドローイングは、腹直筋や腹斜筋のトレーニングになります。
自分にとって日常に取り入れやすく、持続できる強度の運動を毎日行いましょう。
漢方薬で体質改善
漢方薬は飲むだけで効果が期待できるので、セルフケアに十分な時間がとれない忙しい方でも手軽に取り入れられます。
ダイエットには、「脂肪の吸収を抑える」「脂肪の燃焼を促す」「基礎代謝を上げる」「自律神経を整えてストレスによる過食を防ぐ」といった働きのある漢方薬を選びます。
ダイエットにおすすめの漢方薬
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
おなか周りに脂肪がつきやすい方に向いています。余分な老廃物の排泄をしやすくし、代謝を上げて脂肪燃焼を促す漢方薬です。
・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
汗をかきやすくむくみやすい方におすすめです。からだの余分な水分の排泄を促し、むくみを解消する漢方薬です。(※7)
漢方薬を服用するときに大切なことは、自分のからだにあったものを選択することです。
からだにあっていない漢方薬を選んだり、間違った組み合わせで服用したりしてしまうと、効果が薄まったり副作用が生じたりする可能性があります。必ず、漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談して、選択しましょう。
おいしく食べてメリハリボディを目指そう!
地中海式ダイエットを取り入れて、食事のスタイルや内容を見直してみませんか。
はじめは夜ご飯だけを地中海式に置き換えるなど、段階的に取り入れるといいでしょう。週1回や特別な日は好きなものを食べるなど、自分に合ったマイルールを追加するのもおすすめです。
適度な運動や漢方薬でサポートをしながら、地中海式ダイエットを日常に取り入れて、健康的なボディを目指しましょう。
<参考>
※1 CNN.co.jp「2023年のいちおしダイエットは、科学的にも裏付けされた地中海式食事法」https://www.cnn.co.jp/fringe/35198154.html
※2,3 茨城キリスト教大学紀要第52号「食事療法における地中海食の効果とその展開」https://cir.nii.ac.jp/crid/1050001337874119552
※4 農林水産省「脂質による健康影響」https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_eikyou/fat_eikyou.html
※5 農林水産省「“サバ缶”で食卓へ手軽に水産物を!」https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2008/spe1_03.html
※6 日本オリーブ「オリーブオイルと健康~オリーブオイルの健康効果や使い方について~」https://www.nippon-olive.co.jpa/contents/food/
※7 医学書院 花輪壽彦 編集 「漢方 処方ハンドブック」
医師や薬剤師などの漢方に精通した医療チームが、個人に合った漢方薬を見立てるサービス。相談から注文までオンラインで完結し、スマホひとつで自宅までお届けします。AIを活用した個別相談サービスでは、今の状態に適した漢方薬を精度高く見極めることが可能です。「不調を根本から改善したい」「お手頃価格で健康になりたい」「自然由来でナチュラルに体質改善したい」と思っている方へ。あなたのつらい心とからだに、しっかり効く漢方薬を。
執筆者
小原 水月(おはら みづき)
社員食堂で300以上の料理を修得、ダイエット合宿所・特定保健検診の業務に携わり600人以上の食事と生活習慣改善を個別サポート。
自身の出産後の体調不良から食事と漢方で体調改善した経験を生かし、栄養学と漢方を合わせたサポートを得意とする。「心も体も食べたものだけで作られる」をモットーに簡単で時間もお金もかけずに元気になれる食事の選び方、食べ方を発信中。また、症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」などでもサポートを行っている。
保有資格:
管理栄養士
健康食育シニアマスター
漢方養生指導士養成講座 初級修了