今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
巫女らしくあるということ
今週のみずがめ座は、誰か何かとゼロ距離で相対しつつ、同時に絶対に同化しきれない深淵におののくことのできる“深み”を見出していこうとするような星回り。
ほんらい他者というのは社会を超えて“私”に迫るものであるとも言える訳ですが、と同時に、どうしてもその奥底までは捉えきれないという断絶に直面させてくれもします。
こうした他者の問題について独自の思索を深めた哲学者の西田幾多郎は、日本の敗戦が濃厚となった1945年、最晩年に書かれた『場所的論理と宗教的世界観』という論考のなかで、自己はその根底に否定性を含んでおり、それゆえに自己否定を通してはじめて他者と関わることができるのだと述べています。
あなたもまた、そうした「自己否定において自己を有つ」という感覚を自分なりに深めてみるといいでしょう。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
無常のしらべ
今週のうお座は、自分なりの精一杯の礼の尽くし方を実践していこうとするような星回り。
『何ごともまねき果(はて)たるすすきかな』(松尾芭蕉)という句のごとし。
「毒海長老」がどんな人物だったのか、その詳細はほとんど何も分かっていませんが、少なくとも作者にとってお情けで最後を見とっただけの相手では決してなく、どこか中世の連歌師・心敬のいう「冷え寂びたるかた」のイメージに重なる存在であり、作者は密かに大いなるリスペクトを抱いていたのかも知れません。
あなたもまた、敬意を抱いている相手にきちんと相対していくことでのみ得られる余韻を味わっていくべし。
isuta毎日占い(毎日朝8時更新)
isuta恋愛占い(毎月1日、15日朝10時更新)
isuta週間占い(毎週日曜日夜22時更新)
isutaの運勢グラフ(毎月1日朝8時更新)