パリッとはじけるような皮が印象的な、本格あらびきウインナー・シャウエッセン。好みは分かれますが、実際にどう調理するのが1番おいしいのでしょうか? 今回はメーカーが推奨する『黄金の3分間ボイル』ほか、「焼く」「電子レンジで加熱」「ゆでてから焼く」の4パターンを試してみました!
1985年の発売開始以来、本格あらびきウインナーとして親しまれている「シャウエッセン」。市販のウインナーの中では比較的値段が高めですが、根強いファンも多いですよね。
シャウエッセン、調理方法で味わいはどれだけ変わる?
シャウエッセンが推奨する「黄金の3分間ボイル」
そのシャウエッセンが「1番おいしく食べる方法」としておすすめしているのが『黄金の3分間ボイル』。ウインナーの食べ方は人それぞれ好みが分かれるところですが、実際に調理法の違いで味わいや食感はどの程度変わるのでしょうか?
パッケージには3通りの食べ方が書かれている
加熱済み商品なのでそのままでも食べられます
パッケージ裏面には「シャウエッセンのおいしい召し上がり方」として「ボイル」「電子レンジ」「焼く」の3パターンが案内されています。今回はこの3つに加えて、筆者が最近ハマっている「少量の水でゆでる→焼く」の計4パターンを試してみます!
【1:ゆでる】『黄金の3分間ボイル』を実践!
沸騰したら弱火にし、シャウエッセンを入れて3分間ゆでます
まずはシャウエッセンが推奨する『黄金の3分間ボイル』に挑戦。調理の仕方は以下の通り。簡単!
・鍋にお湯を沸騰させる
・弱火にし、シャウエッセンを入れて3分ゆでる
・お湯から取り出す
ゆでるとだんだんウインナーの良い香りがしてきます
ゆでてから30秒を過ぎる頃にはウインナー特有の甘い脂の香りが。また、お湯に投入した直後のウインナーは下に沈んでいたのですが、徐々に浮かんできました。皮もぷっくりと膨らんできています。
3分間ボイル後のシャウエッセン
こちらが『黄金の3分間ボイル』後のシャウエッセン。ふっくら、プリッとしていて、見るからにおいしそうです!
肉汁が飛び出してきました!
ウインナーの断面図も撮影したいと、今回はフォークとナイフを使いましたが、フォークで刺した途端にプシュッと脂や肉汁が! 流れ出る量も多く、皮の内側にしっかりとどまっていたことが分かります。
豚肉の脂の甘さが印象的です
弱火でたった3分ですが、中までしっかり温まっていてジューシーな仕上がり。焼いたときのような香ばしさはありませんが、皮がプリッと、パリッとしていて、豚肉の脂が非常に甘く感じます。
【2:焼く】中火でじっくり焼く
パッケージの裏面でも紹介されている食べ方です
2つ目の方法は「焼く」食べ方。パッケージの裏面には、
と明記されています。先ほどのボイルと違って、時間については書かれていないんですね。
今回は中火で3分を目安に、炒め焼きをしてみます。
菜箸で時々転がしながら焼きます
ゆでていたときとはまた違う香ばしさが部屋に漂い始めました。およそ1分ほどで表面に焼き目が付いて……。
焼き始めて2分、皮が破けてきました
さらに2分経過した頃からは皮が少しずつ破け始めました。ウインナーの中から脂が出て来てしまい、ちょっともったいないような気がしてきます。
中火で3分焼いたシャウエッセン
出来上がりました! フライパンに油はひいていませんが、仕上がりは照り照り! 皮を焼いた香ばしさもしっかり感じられます。
中火で焼いたシャウエッセンの断面図
しかし、先ほどの『黄金の3分間ボイル』で驚いた、フォークで刺したときのプシュッという肉汁感はありませんね……。焼いている間に皮が破けて脂が少し出てしまったせいなのか、皮の中の肉がギュッと凝縮しているように思えます。また、先ほどよりも味わいが心なしか濃厚な印象です。豚肉の脂の甘みよりも、塩味の方が強いように感じました。
「皮が破けてしまったから肉汁が少なく感じたのかも?」と思い、今度は皮が破ける直前まで焼くことにしてみました。
皮が破ける直前まで焼いたシャウエッセン(中火で2分)
中火で焼くことおよそ2分、肉汁はボイルのようにプシュッと飛び出したのですが、中がしっかり温まっていないような……。ウインナー内部の脂がまだ白く固まっている部分があり、とけきっていないように感じました。