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「キレートレモンと豆乳を飲むだけで美肌になる」って本当?管理栄養士が解説

美容

すっきりした酸っぱさのキレートレモンと、健康に良いイメージの強い豆乳。これらを飲むだけで、肌がきれいになると話題になっています。本当に肌に良いのでしょうか?それぞれの飲み物がもつ成分のはたらきや飲み方を詳しく解説していきます。取り入れるか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。2023年9月12日 更新

「キレートレモンと豆乳」の組み合わせが人気なのはなぜ?

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キレートレモンと豆乳を飲むだけで本当に肌がきれいになるなら、お手軽でうれしいですよね。でも、なぜこのふたつを組み合わせるのでしょうか?

それは、キレートレモンと豆乳に含まれる成分には肌に良い作用が期待できるからです。それぞれ具体的に見ていきましょう。(※1,2,3,4)

キレートレモンと豆乳の効果

キレートレモンの効果

肌をきれいに保つ「ビタミンC」
ミネラルの吸収を促す「クエン酸」

加齢、ストレス、紫外線によって体内で活性酸素が増えると、シワやしみの原因に。ビタミンCは強い抗酸化作用があり、活性酸素のはたらきを抑えてくれます。

キレートレモン1本(155ml)で1,350mgものビタミンCを摂ることができるので、肌をきれいに保つのに役立ちますよ。(※1,2)

キレートレモン1本(155ml)あたり1,350mg含まれるクエン酸は、ミネラルの吸収を助けるはたらきがあります。

ミネラル単体では吸収されにくいうえ、現代人は不足しがち。カルシウムは健康な肌を作ったり、亜鉛は肌のターンオーバーを促したりと美容のためにミネラルは重要なはたらきをするので、クエン酸と一緒に摂ると良いですよ。(※2,5,6)

豆乳の効果

肌のハリを保つ「大豆イソフラボン」
肌や髪を作る「たんぱく質」
健康的な美容に欠かせない「ビタミンB群」
全身に栄養素を届ける「レシチン」
酸化から身体を守る「サポニン」

豆乳には女性ホルモンであるエストロゲンと似たはたらきを持つ、イソフラボンが含まれます。

肌のハリを保つにはコラーゲン、潤いを与えるにはヒアルロン酸が必要ですが、エストロゲンの分泌が減ると、これらを作る力が落ちてしまうのです。豆乳からイソフラボンを摂ることで、潤いやハリのある肌を保つことが期待できますよ。(※3,4)

豆乳100gにたんぱく質は3.6g含まれます。たんぱく質は身体を作る重要な成分のひとつですが、肌や髪の美容のためにも欠かせません。

さらに豆乳はたんぱく質の質を表す「アミノ酸スコア」が100です。良質なたんぱく質である豆乳を摂ることで、肌や髪の潤いをキープできますよ。(※7,8,9)

ビタミンB群は8種類の栄養素からできていて、お互い助け合ってはたらきます。豆乳はビタミンB12以外の7種類が含まれる飲み物です。

なかでも、ナイアシンは皮膚や粘膜の炎症を抑える役割があり、豆乳100gあたり1.4mgと豊富。ビタミンB6は皮膚の抵抗力を高めるはたらきがあります。(※7,10,11)

肌のくすみや乾燥、吹き出物ができる原因として血行不良によるターンオーバーの乱れがあります。

豆乳に含まれるレシチンは、水と油を混ぜ合わせる乳化作用があります。それによって血流が良くなり、酸素や栄養素などが身体全体に行き渡り、必要な栄養素が肌にも届くのできれいな肌を保てるのです。(※12,13,14)

大豆サポニンには抗酸化作用があります。活性酸素を除去し、身体をサビつかせず、シワやしみから肌を守ってくれますよ。

さらに、身体の中に蓄積し、皮膚老化の原因となっているカルボニル化たんぱく質を除去する可能性があることもわかっています。(※1,15,16)

キレートレモンと豆乳の飲み方

ポイント

一日おきに交互に飲む
豆乳は無調整豆乳を選ぶ
キレートレモンは瓶タイプを選ぶ
飲むタイミングはキレートレモンは食後がおすすめ

一日おきに交互に飲む

きれいな肌を目指すための実践方法は、キレートレモンと豆乳を交互に飲むだけ。キレートレモンを飲んだら、翌日は豆乳を飲むといった具合です。簡単なうえ、一日おきに変わるので毎日同じものを飲むより飽きにくい点もメリットと言えるでしょう。

豆乳は無調整豆乳を選ぶ

コンビニやスーパーなどでさまざまな豆乳を見かけますが、美容のためには無調整豆乳を選ぶようにしましょう。調整豆乳は飲みやすいように砂糖や植物油脂、塩などが加えられています。

また、大豆固形分で見ると無調整豆乳が8%以上なのに対し、調整豆乳は6%以上。大豆が持つはたらきを得るにも無調整豆乳のほうが良いですよ。(※17)

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