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「家計の黄金比率」とは? 3人家族の理想の比率と簡単活用法を解説

家計をシンプルに管理するための黄金比率とは言え、各々の世帯やライフステージによって家計が変わるので、実際に管理するのはなかなか大変な作業です。

そこで、家計管理のための黄金比率簡単活用法を考えてみましょう。

簡単活用法は、黄金比率を基に自分の手元で使えるお金の把握をすることです。

① 自分の家計の黄金比率を決める
光熱費:年間の平均で入れておくとわかりやすい

② 「SAVE」:積立貯蓄や積立投資など自動的に積み立てる仕組みを作る

③ 「NEEDS」:毎月引き落としではなく、日々手元で使う費目を把握する
・たとえば「食費、日用品」

④  ③の金額を把握する
・比率の合計(事例1の場合)13.5%×35万円=4.725万円≒5万円

⑤ 「WANTS」の金額=7万円

⑥ 5万円は日々の食費や日用品に使えるお金
7万円は家族全員で自由に使えるお金

⑥の5万円と7万円という金額を忘れなければ、あとは通帳からの引き落としや、クレジットカードの利用明細で支出が大きくずれていないかを確認するだけで済みます。

黄金比率での家計管理を続けるコツ

子どもがいる家庭では、子どもの成長にあわせて教育費をはじめ家計の内容が変わります。そして、支出だけでなく毎年収入も変化します。そのため黄金比率は定期的な見直しが必要です。

でも、あまり難しく考える必要はありません。

筆者の家庭では毎年収入と子どもの学齢が変わる4月に、夫婦で「春闘」を行っていました。お互いの取り分の話し合いです。「今年から収入が○○円上がったから自分の小遣いは○○円アップして」「いえいえ、子どもの塾代が上がるので、アップ分は生活費に入れてください」といった具合です。子どもにお小遣いをあげるようになってからは、子どもも参戦しても楽しいですね。お小遣いアップのためのプレゼンテーションをしてもらいましょう。

決まった収入からお金をどう振り分けるかは、家族が何にお金を使いたいと思っているか、すなわち何を大切に思っているかを考えるよい機会です。ぜひ、家計の黄金比率を決めるのを面倒と思わずに、家族のコミュニケーションとして楽しんでほしいものです。

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