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[静岡市美術館]アートなショップ&カフェを満喫。街なか歩きの途中に立ち寄りたい駅近ミュージアム

美術館というとあらかじめ予定を組んで訪れるイメージがありますが、「静岡市美術館」は街なかにあり、JR静岡駅から徒歩3分。市内観光や買い物ついでのほか、新幹線の待ち時間に立ち寄る、なんてこともできちゃうんです。ミュージアムショップ&カフェを併設しているので、休憩やアートなおみやげ探しにもおすすめですよ。

静岡市美術館ってこんなところ

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静岡市美術館、通称「しずび」は、2010年にオープンした都市型美術館。静岡市中心街のビルのワンフロアにあり、一年間に5〜6本の展覧会が開催されています。

展覧会は、王道の絵画展をはじめ、刀剣や甲胄などの日本美術や工芸、漫画やアニメ、デザインなど、ジャンルはさまざま。

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静岡市美術館のコンセプトは、「ちょっと面白い、街の中の広場」。エントランスホールやミュージアムショップなどは入場無料なので、気軽に立ち寄ることができます。

アートを身近に感じられるようにと、展覧会にちなんだトークショーや、季節のイベントに合わせたワークショップも積極的に開催。感性をくすぐるようなイベントが企画され、楽しさにあふれています。

静岡市美術館へのアクセス

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静岡市美術館は、葵タワーという25階建てビルの3階にあります。JR静岡駅から最短距離で徒歩3分。全国的にみても、ここまで立地の良い美術館は珍しいそう。

静岡の街を知らない方も分かりやすくたどり着けるのは、JR静岡駅から地下道を通るルート。
まずは静岡駅北口の地上出口を出て、左の広場方向に進みます。国道1号を挟んた向こう側に見えるのが葵タワー。ビル3階の窓に「SHIZUOKA CITY MUSEUM of ART」の文字が見えます。

広場に立つ展覧会の看板を目印に、その横にあるエスカレーターで地下道へ。

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地下に降りると広場になっていて、目の前に展覧会の大きな看板があります。看板のすぐ左、「市役所方面」と書かれた方向に進みます。

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左に「葵タワー」の看板が見えたら、その奥にあるエレベーターで1階、2階、3階へと乗り継ぎます。

どんな展覧会の魅力も引き立つ、広くて真っ白いホール

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美術館の入口には、街なかの賑わいとは打って変わって、凛とした空気が漂っています。

左の壁に描かれているのは静岡市美術館のロゴ。静岡を象徴する富士山をモチーフに、アートディレクターの柿木原政広さんがデザインしたもので、「視点の変化、見ることを楽しむ」という意図が込められているそう。

右にあるのは、一見ロゴがプリントされた布のように見えますが……

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横から見ると、パーツはバラバラ。ロゴがまったく違う形に!

これは静岡市美術館のロゴを立体にしたもの。「静岡市美術館がさまざまな視点を発見する場所になれば」という思いがあるのだとか。
入口からハッとさせられます。

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静岡市美術館のエントランスホールは、一面真っ白。何色にも染まることができ、どんな展示も引き立たせる空間です。

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当日券の購入はインフォメーションで。カウンターの右が展覧スペースの入口になっています。

国宝や重要文化財も展示できる高いスペックを持つ静岡市美術館。常設展示はありませんが、ひとつの価値観にとらわれずにさまざまな企画展を開催しています。

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エントランスホールに飾られた作品「東海道五十三次ひとめ図」にも注目を。徳川家康が定めた東海道五十三次を、古地図をもとにして、静岡が誇る伝統工芸・漆芸(しつげい)を用いて制作したもの。

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静岡市美術館のロゴをデザインした柿木原さんが指揮をとり、指物師、塗師、蒔絵師など、地元静岡の職人さんたちが手がけたアートには、駿河漆器独自のカラフルな変塗(かわりぬり)や、金粉で描く蒔絵(まきえ)、夜光貝を貼り付ける螺鈿(らでん)などの伝統技術がふんだんに用いられています。

漆独特の上品な艶と、繊細な細工がとても美しい。異国情緒のような不思議な雰囲気もあり、じっくり眺めたくなる作品です。

【ミュージアムショップ】

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エントランスに併設されたミュージアムショップでは、展覧会の図録やポストカードのほか、アート関連グッズやおしゃれ雑貨、書籍なども販売しています。

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「MIHO MATSUBARA COOKIES」1500円

地元にもファンが多い菓子店「おかしとおくりものbougiee」のアイシングクッキー「MIHO MATSUBARA COOKIES」は、ミュージアムショップで定番のおみやげ。静岡市内にある世界遺産・三保松原と富士山がモチーフになっています。

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「杉浦非水展」とコラボしたアイシングクッキー/写真提供:静岡市美術館

過去の展覧会では、作品をモチーフにしたアイシングクッキーが限定販売されたことも。2022年に開催された「杉浦非水展」では、食べてしまうのが惜しくなるほど再現性の高いクッキーが登場し、話題を呼びました。

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洗練されたデザインが人気の、静岡市美術館のオリジナルグッズ。地元・静岡市にあるお茶屋さんとコラボした茶アメは、静岡市美術館のロゴを用いたオリジナルパッケージに入っています。

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そのほか、アートを感じるアイテムや書籍、デザイン性の高いステーショナリーなども販売。テーマごとに書籍とグッズが一緒に並んでいて、見ているだけでも面白い! センスの良いアイテムが揃うので、プレゼント探しにもぴったりです。

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