今回、御祈願を受ける場所は、新幹線から見える国宝「五重塔」を持ち、今も昔も京都の玄関口で人々を迎えてきた寺院「東寺」です。平安京へ遷都した後、796 年に国家の安泰を願い建立されました。当時は建立を許された寺院は2 つしかなく、羅城門(らじょうもん)を都の入口に、東西に東寺と西寺が配されていましたが、現代まで残るのは東寺のみとなっています。また、唐で密教を学んで帰国した弘法大師(こうぼうだいし)空海(くうかい)へ託された密教寺院でもあります。真言密教の根本道場として、1,200年弘法大師空海の思いを伝え続けています。