isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2024年上半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡
今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
年は変われど歌は続く
今週のおひつじ座は、昨年を振り返ってひとつの教訓を得ていくような星回り。
『去年(こぞ)今年(ことし)貫く棒の如きもの』(高浜虚子)という句のごとし。
もし作者が言うように、今迎えている新しい年が、去年と地続きの一個の巨大な棒のようなものだとしたら、そこにはどんな模様が走り、どんな記号や文字が刻まれているのでしょうか。
あなたもまた、そんな具体的なイメージとともに、昨年の記憶を掘り起こして、改めて教訓として刻みつけていきたいところです。
今週のおうし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
みな螺旋
今週のおうし座は、衝突をおそれず、むしろそれを利用する法を考えて、心身を引き締めていこうとするような星回り。
明治・大正期の文豪・幸田露伴のエッセイに『ねじくり博士』というものがあり、そこでは博士の口を借りて「ねじねじは宇宙の大法なり」という“真理”が語られているのです。
何事においても相反する2つの力の衝突や矛盾が生じなくなってくれば、それは「ねじが緩んで」動きが直線的になってきているのであり、そうして「社会を直線ずくめ」にしてしまうから、本来通るはずの道理も通らなくなってくるのだ、と。
あなたもまた、ここで改めて「ねじを巻く」ことがテーマになっているのだと言えます。
今週のふたご座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
地中の神秘
今週のふたご座は、自身の身のあずけ先にある種の確信をもっていくような星回り。
『姫はじめ闇美しといひにけり』(矢島渚男)という句のごとし。
文明社会において暗闇は少なからず負のイメージを背負いますが、ここではむしろそれが反転していて、暗ければ暗いほど2人にとってはそれがより美しく、甘美なものとして感じられるかのようでもあります。
あなたもまた、そんな美しい闇を誰かと共有していきたいところです。