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12kg減量に成功したダイエットコンサルが教える「自然と痩せる入浴法」長風呂は逆効果?痩せる入浴

汗をたくさんかけば、それでダイエットになる!というのは、実は危うい考え方。とくに婦人科系の不調を抱えている女性の方は、下半身太りに悩んでいるという方も多いのでは?今回はダイエットコンサルタントEllyさんの著書『自然やせ力』(Gakken)より、東洋医学の考え方を取り入れた「痩せない体」を根本解決に導く入浴法をご紹介します!

東洋医学でいう「陰と陽」ってなに?

東洋医学では、私たちの体質・体型や口にする食べ物など、すべてのものが陰と陽に分類されると考えられています。この陰陽のバランスが取れている状態だと「自然やせ力」が発揮されやすくなります。

陰陽のバランスが崩れている人は、体の巡りが悪く、老廃物を体に溜め込みやすいので、太りやすい傾向にあります。その体質を放置したままダイエットしても、残念ながらなかなか成功しません。

また陰陽のバランスと関わりが深いのが、自律神経です。自律神経を司っているのは「交感神経」と「副交感神経」。体内のあらゆる臓器は、この2つの神経に常に影響を受けています。

長風呂はダイエットに逆効果だった!?

お風呂に長く浸かればたくさん汗をかくため、それが「ダイエットに繋がる」と認識している人も多いかもしれません。「自然やせ力」を引き出すためには、38〜40度のお湯に入浴しましょう。入浴時間は全身浴であれば5分、半身浴であれば10〜15分程度で入浴を済ませるのがベストです。

本来入浴とは、体の汚れを落とすこと以外に、交感神経(陽の力)と副交感神経(陰の力)のバランスを整え、快適な睡眠へと導く準備段階の役割があります。

ダラダラと汗をかいて体力を消耗するほどの長風呂は、陽の力が強まって交感神経の働きが高まりすぎてしまい、睡眠や消化の質を低下させます。とくに深夜1〜3時は、細胞を修復する成長ホルモンや肝臓の回復時間。臓器やメンタルとも関わりの深い自律神経を興奮させすぎない入浴を心がけることで、十分な機能回復が見込めます。

下半身の太さが気になる人におすすめの入浴法

腰回りや下腹部を含む下半身の太さは、水太りによる骨盤まわりの冷えが大きな原因です。「タプタプ」「ぽちゃぽちゃ」といった印象の下半身に悩む人は、同時に婦人科系の不調も併せ持つのが特徴。

生理前や更年期のイライラで暴飲暴食してしまう人、生理痛やPMS(月経前症候群)が起きやすいという人は、骨盤まわりを温めて血行改善することで症状を防ぐことができます。

おすすめは、全身浴をした後に膝下を湯船の外に出して(湯船の外に足を上げて)、10分浸かる方法。子宮や卵巣、腎臓が集まる骨盤まわりに血液を集中的に集め、温めることで、内臓の冷えをとりダイレクトに機能を回復させます。

根本原因となっている「冷え」が解消されて血液の巡りが良くなると、自然と下半身太りも解消されていきます。

入浴剤でさらに効果を高める!

Ellyさんがおすすめする入浴剤は、「大根干葉(だいこんひば)」と「エプソムソルト」。大根干葉は大根の葉っぱを天日干ししたもので、老廃物除去や血行改善、アンチエイジングが期待できるそう。

エプソムソルトは硫酸マグネシウムのこと。ソルトというワードが含まれていますが、実際には塩分は含まれておらず、無色・無臭で使いやすく、浴槽も傷めないので入浴後の後処理も楽々です。筋肉がほぐれて精神的な緊張感も緩和されるため、結果的にストレスによる食べ過ぎの抑制にもつながります。

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『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』Elly・著(Gakken)

この本の著者……Elly

YouTube「Ellyのボディメイクチャンネル・養生ダイエット」を主宰する養生ダイエットコンサルタント。一部上場コンサルティング会社を退職後、35歳からボディトメイクレーナーに転身。東洋医学、西洋医学など古今東西のあらゆる知識を融合させ、独自のダイエット法を発案。どんなダイエット法もうまくいかなかった人々を次々に成功へ導き、喜びの声が数多く届く。自身も12kgのダイエット成功者。

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