Q.更年期症状の治療にはどんなものがある?
A.ホルモン補充療法や漢方がメジャー
「更年期症状がつらい場合を更年期障害と言います。おもな治療法には、減少した女性ホルモンを補うホルモン補充療法のほか、漢方薬や、プラセンタ注射などがあります。これらの治療で症状は改善できるので婦人科で相談してみましょう」(福山先生)
Q.体の冷えがツラい!
A.運動、入浴、温かい食事の習慣で改善を
「加齢とともに筋肉量が減っていきますが、筋肉量が少ないと体が冷えやすくなるので、運動をして筋肉量を維持することが大切。血流もよくなって冷えにくくなります。また、入浴の習慣をつけたり、冷たい飲食は避け、温かいものを摂ることも大事」(陣内先生)
Q.最近胃腸が弱くなったような。これも加齢のせい?
A.年齢も大いに関係。まずは腹七〜八分目の食事を心がけて
「加齢とともに胃腸の消化吸収力も落ちていきます。胃腸の負担を減らすために腹七〜八分目と、油が控えめの消化のよい食事を心がけましょう」(陣内先生)
Q.疲れ目に効くケアを知りたい!
A.過労と睡眠不足の見直しを。そして“血”を補う食事
「東洋医学的には40代以降の女性の目の疲れは“血”の不足が原因のことが多いです。血の消耗を防ぐため過労や睡眠不足を改善し、たんぱく質をしっかりとって血を補って。下記のツボ押しも効果的」(陣内先生)
眉頭のすぐ下のくぼみが攅竹(さんちく)。眉尻と目尻を結んだ線の中央から少し外側のこめかみのくぼみが太陽。ここを指でやさしく押す。
Q.体力の低下を日々実感。もっと体力が欲しい!
A.1日に5000〜8000歩歩く習慣を
「体力作りのために最も手軽にできることは毎日歩く習慣をつけること。1日1万歩も歩くと膝を痛める可能性があるので、5000〜8000歩でOK。なるべく歩幅を大きくして速歩きをすると筋力アップ効果も得られ、将来の要介護リスクも下げられます」(中村先生)
Q.自分の口臭にハッとすることが。どうしたらいい?
A.加齢による唾液の減少か磨き残しが原因かも
「40代以降になると唾液の分泌量が減少します。すると口内が乾燥し、自浄作用や抗菌作用も落ちてしまうため口臭を感じやすくなります。また、磨き残しがあったり、歯垢が残っていたり、舌に舌苔がついているなど口内の衛生状態が悪いことも原因」(小川先生)
Q.今すぐ口臭をなんとかしたい!
A.舌磨きや洗口液を使ったケアを
「歯磨きを丁寧に行い、舌磨きも習慣に。洗口液の使用もおすすめ。歯科医院でのクリーニングや、舌のトレーニングで唾液の分泌を増やすのも◎」(小川先生)
A舌みがき専用剤。NONIO舌専用クリーニングジェル 45g¥310(編集部調べ)、BNONIO 舌クリーナー ¥280(編集部調べ)/ライオンC口臭などの原因菌を殺菌。ピュオーラ洗口液 ノンアルコール[医薬部外品] 420ml¥577(編集部調べ)/花王
Q.昔より歯茎が下がったせいか、歯が長くなってきた
A.ブラッシングが強過ぎるのかも
「歯と歯茎との境目を強い力で磨くことが原因のひとつ。優しくブラッシングを。また、歯ぎしり癖があると歯肉が下がりやすいので、その場合は歯科医院でマウスピースを作成して寝るときに装着を」(小川先生)
Q.歯の黄ばみが強くなったような? 昔みたいな白さを取り戻したい!
A.歯科医院でのホワイトニングのほか、美白歯磨き剤を使うと◎
「歯科医院でPMTC(自費のクリーニング)やホワイトニングを行うのが効果的。家では美白機能のある歯磨き剤の使用を」(小川先生)
A虫歯を予防しながら、ステイン(着色汚れ)をケア。アパガードセレナ[医薬部外品]105g¥1463/サンギB歯面のキズに残った着色汚れを除去。ステイン付着抑制成分も。LighteeハミガキPREMIUM[医薬部外品]100g¥1960(編集部調べ)/ライオン
Q.うっかり尿漏れすることが増えた……
A.加齢や運動不足などで骨盤底筋が緩んでいるのかも
「尿漏れの大きな原因となるのが、骨盤内臓器を下から支える骨盤底筋の緩みです。骨盤底筋は、加齢や妊娠・出産、運動不足、肥満のほか、便秘でいきむことが多かったり、重い荷物をよく持つなど、腹圧をかけることが多い人は緩みやすいので要注意」(福山先生)
Q.尿漏れを改善するトレーニングって?
A.骨盤底筋を鍛えましょう!
「骨盤底筋が衰えないように、下記の図のような膣を締めるトレーニングをして鍛えるのが効果的。寝たままでできるので、朝起きたときや寝る前などに行って。慣れてきたら通勤中の電車の中など、立っているときにも取り入れるのがおすすめです」(福山先生)
仰向けで両膝を立てて足を肩幅に開く。息を吸いながら肛門〜腟〜尿道を引き上げ10秒キープ。これを10回。