家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。今年は暖冬とはいえ、やはり寒い時間には家電を使う機会も多いのではないでしょうか。今回は、これまで1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた経験から、“電気代を抑えている人の習慣”を3つご紹介します。
電気代を抑えている人の習慣とは
いくら暖冬でも、やはり冬場は電気代の上昇が気になる……という人も多いのではないでしょうか。
無理なく電気代を抑えることができれば、節約にもつながりますよね。
今回は、「電気代を抑えている人の習慣」を紹介します。寒い時期に電気代を抑えたい人は、ぜひ確認してみてくださいね。
(1)天気と気温を確認する
寒い時期には、毎日の習慣で起きた瞬間にピッと暖房を入れてしまう人もいるのではないでしょうか。寒い日が続くと、すぐに部屋を暖めたいですから、起きて一番に暖房を入れたくなる気持ちも分かります。
しかし、最近の気候では、時には冬とは思えないような暖かい日になることも多くなってきました。そのような日であることに気がつかず、朝起きたらすぐに暖房をつける「習慣」が先行してはいませんか?
「電気代を抑えている人」は、暖房をつけるのは習慣ではなく、あくまで“本当に今日が寒い日”だからです。天気や気温をしっかりチェックしてから暖房をつけることで、無駄な暖房費を削減している人が多いですよ。
(2)必要な部屋だけに暖房を入れる
いくら寒いからとはいえ、人がいない部屋まで暖房をつけなければ暖まらないというのは、雪国や保温効果の低いおうち以外ではなかなかありません。
ところが、電気代がいつも高い家庭では、ほとんど人が滞在していない部屋でも、一度暖房をつけたらつけっぱなしにしてしまったり、いくつかの部屋で同時に暖房をいれていることが多いのです。
もちろん健康上の理由や、つけっぱなしの方が電気代が安く済ませられるという程度の短時間の外出ならつけっぱなしでも問題ないでしょう。
しかし、家族の部屋それぞれの自主性にまかせすぎ、時には長時間不在にするにもかかわらずつけっぱなしになってしまうことも。
必要ない部屋の暖房を切るようにするだけでも、電気代を抑えることができますよ。
(3)温度が低めでも快適な環境を作る
「電気代を抑えている人」は、寒い冬でも、暖房の温度はやや低めに設定していることが多いものです。
とはいえ、「寒いのを我慢して温度を低くしている」という人は少なく、低めの温度設定でも暖かく過ごせるように工夫する習慣を身に着けている人が多いですよ。
例えば、保温性の高い衣類を着用する、暖房をつけている部屋のドアを開けたらすぐに閉めるなど、暖房だけに頼らず、暖かく過ごすための工夫をしているものです。
毎年同様に低めの温度設定でも暖かく過ごす習慣ができているため、1年限りではなく、毎年電気代を安く済ませられるのです。
1年に1万円の節約でも、20年では20万円の差になると考えると、ちょっとした工夫による差も大きく感じますよね。
無理せず実践できることを選ぼう
冷暖房のいらない季節に比べ、冬場の電気代が多少上がってしまうのは、どの家庭でも仕方のないことです。
寒さを我慢してまで電気代を節約する必要はありませんが、「電気代が高すぎて困っている」のであれば、できることを少しずつ取り入れると「適正な電気代」におさめられる可能性も高まります。
毎日のちょっとした習慣が、必要以上に電気代をあげてしまう原因になることも多いので、毎日の習慣から見直しましょう。