100分「読書」で名作通に!
驚くほどスラスラ読める体験を
一度は読みたい古典名作から、現代の名作小説まで、バラエティ豊かに集まった名作のラインナップが再編集、改版して読みやすくなって角川文庫から登場します。小説以外にも娯楽も多いなか、常に時間の余裕を求めている現代人に、手軽に名作に親しむひとときを楽しんでほしいという思いが込められ出来上がっています。
文字がぎっちりと並んで読みにくい印象を与えてしまう古典名作や現代小説は、読んでみたいけど「難しそう」や「文字が多すぎて、そんな時間は取れない」と諦めたことはないでしょうか。そんな要望に応えるべく「角川文庫の読みやすさ」がさらに追及された企画になっています。今回は「100分間で楽しむ名作小説」で厳選された第一期10作品のご紹介です。
一度は読んでほしい傑作の世界へ!
①蜘蛛の糸/芥川 龍之介
良心のありかを考える100分間。人間の葛藤や心理描写を映し出し、現実と理想の現実の間で揺れ動く姿が見事に表現されています。芥川龍之介の言葉の美しさにぜひ浸ってみてください。
②人間椅子/江戸川乱歩
倒錯する愛に戦慄する100分間。不気味さや、緊張感、独特の雰囲気と恐怖感が味わえる一冊です。江戸川乱歩の複雑な構成や予測不能な世界観をぜひ味わってください。
③走れメロス/太宰治
友情と信頼がテーマになった、誰かを心から信じたくなる100分間。太宰治、唯一無二の読者の心を打つ感動的な名作です。
④神童/谷崎潤一郎
「才能」の限界を知る100分間。社会の変化や文化の衝突など、時代の風景を感じさせてくれる名作です。
⑤夜市/恒川 光太郎
欲の深さに心震える100分間。生活感とリアリティの描写や、独特の世界観と魅力的な要素が読者をその世界に引き込む名作です。
⑥文鳥/夏目 漱石
「愛」の深さを思う100分間。「文鳥」を通じて日本社会の様々な問題を風刺している構造が、まさに巧技。夏目漱石の優れた文学に触れてみてください。