ジレとは?ベストとの違いも解説
「ジレ」の定義
フランス語で「中衣」を意味するジレは、一般的には、スーツやアウターの中に着る袖のない羽織として知られています。
最近ではスーツのようなカチッとしたアイテムだけではなく、シンプルなコーデにプラスすることでアクセントとなり、コーデの幅を広げるアイテムとして人気ですよね。
しかし、重ね着と聞くと「着こなし方が難しい」「着太りしてみえそう」と難しいイメージをもっている人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は初心者さんでもわかるジレ着こなし方のコツをご紹介します。
ジレとベストの違いとは?
一見そっくりに見えるジレとベストの大きな違いは、アウターの中に着るか、アウターとして着るかです。
もともとジャケットの下に着用されていたジレは、外から見られることの少ない背面へのこだわりが少ないため、前面にのみ上質な素材を使っているのが大きな特徴です。
そのため、デザインは前開きのものがほとんどです。また、さまざまな長さのものがあり、ロング丈のものからショート丈まで幅広いので、丈の長さによってコーデの印象が変化します。
それに対してベストは、シャツやTシャツの上に重ねて着るアウターとしての役割もあり、前後のデザインが同じなのが特徴です。
また、前開きのものだけではなく頭から被って着るものは、基本的にベストといわれています。
ジレの魅力とは?
冬はコートの下にインナーとして、それ以外の季節にはアウターとしてなど、1年中幅広く使えるのがジレの最大の魅力です。
また、Tシャツなどのカジュアルなアイテムからブラウスなどのきれいめのスタイルにも合わせやすく、羽織るだけで縦のラインが強調されます。
そのため、スタイルアップをしながらコーデ全体をまとめあげてくれます。
ジレのおしゃれな着こなし方とは?
ジレはさまざまなアイテムとの相性がよく、きれいめからカジュアルまで幅広いスタイルで活躍します。ここからは、スタイルごとのジレを使った着こなしのポイントをご紹介します。
①ビジネススタイルの着こなし
オフィスカジュアルなどのビジネススタイルでは、きちんと感がでる襟付きのテーラードデザインを選びましょう。
また、インナーのシャツは、白などの爽やかな印象を与えるものにすることで清潔感のある着こなしになります。
ボトムスは、ジレと同系色のスラックスを合わせると、全体にまとまりが生まれ、落ち着きのあるコーデが完成します。
②カジュアルスタイルの着こなし
ボーダーTシャツとデニムパンツのカジュアルなコーデにロング丈のジレをプラスすることで、グッと垢抜けた印象になります。
大人っぽい印象を与えるロング丈のジレは、羽織るだけでスタイルアップが期待できる万能アイテムです。
普段、ロング丈のアイテムに苦手意識がある人も、ロング丈のジレは袖がないので、全体のバランスが取りやすくチャレンジしやすいです。
また、ジレと同系色のきれいめなバッグとローファーを合わせると、統一感のあるコーデに仕上がります。