また、中学2年生を対象にした愛媛県の事業「えひめジョブチャレンジU-15」にも登録し、3〜5日間の職場体験を受け入れています。好きなイラストを持ってきてもらい、最終日に自分で織ってみるんです。それを職人が彩色や縫製をして仕上げ、後日届けています。
ものづくりしたい子はたくさんいるのに、地元ではどんなことをしているかがわからないから結局、都会に就職してしまいます。生まれ育った地域の産業について知ってもらうためには、ただ待っているだけではダメなんです。
中学生をお預かりしてつきっきりで指導するのは正直かなり大変なんですが、この子たちが1人でも2人でも今治の産業を誇りに感じ、いつか帰ってきてくれたら。そう願い、産地のために続けています。