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洗濯ハカセに教わる「洗濯物の臭いを発生させない」“6つの賢い洗濯術”

ライフスタイル

「洗ったばかりなのに臭い」「何度洗っても臭いが消えない」洗濯物の臭いにまつわる悩み、抱えていませんか? その原因は、もしかすると“いつもの洗濯方法”にあるかもしれません……! そこで今回は、洗濯ハカセの神崎 健輔さんに「洗濯物の臭いを防ぐ洗濯術」を教えていただきました。

教えてくれたのは……神崎 健輔さん

洗濯・シミ抜き職人の神崎 健輔(かんざき けんすけ)さん。実家の老舗クリーニング店「白洋社」部長。株式会社クラスタス CTO。宅配クリーニング「Nexcy(ネクシー)」CTOとして、全国から集配可能なクリーニング店の運営も行う。またそれらの経験をもとに、「洗濯ハカセ」として、家庭でもできる洗濯・シミ抜き術を発信中。

洗濯物の臭いを発生させない洗濯術「6つのポイント」

前回の記事では「洗濯物に残る臭いの原因」についてご紹介しました。

臭いの原因は多岐にわたりますが、その多くは洗濯の際の工夫で対処することが可能です。洗濯時に注意したい6つのポイントは、以下のとおりです。みなさんがよくやってしまいがちなことなので、ぜひ見直してみてくださいね!

1.洗濯機の中に洗濯物を詰め込まない

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洗濯物が溜まっていると、つい洗濯機の中に詰め込んでしまいがちです。一度にたくさん詰め込むと、汚れ落ち効果、すすぎ効果が低下し、残った洗剤や汚れが雑菌のエサになる可能性があります。

洗濯機の容量に合った適切な洗濯物の量を入れ、洗剤・柔軟剤なども規定量を守って使うことが大切です。汚れや洗剤残りがないようにしましょう。

2.臭いのあるものは分けて洗う

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臭いが一度ついたものは、通常の洗濯物とは分けて洗う必要があります。2~3日放置したタオルなどは雑菌が多いため、ほかの洗濯物とは別に洗ったり、つけ置きしてから他のものと一緒に洗ったりするなどの工夫をしましょう。

3.水量を少なくしすぎない、運転時間を短くしすぎない

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最近では、洗濯機の節水や短時間運転の需要も増えていますが、水量や運転時間を減らすことは臭い対策にマイナスになることも。
衣類の中には、臭いや汚れを吸着しやすい素材があります。例えば、ポリエステルなどは洗う時間を短くせず、たっぷりの水で洗うようにしてください。

臭いを防ぎたい場合は、水量を増やす、スピードコースではなく通常コースで洗濯する、すすぎの回数を増やすなどを行うと効果的です。これにより、汚れや洗剤残りを防ぐことができます。

4.洗濯槽の中に濡れた洗濯物を入れたままにしない

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洗濯機の運転が止まったら、すぐに干すことも大切です。洗濯槽の中に濡れたままの洗濯物を長時間放置すると、雑菌が繁殖しやすくなり、臭いの原因につながります。

5.乾燥に時間をかけない

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乾燥時間を短縮することも、臭い対策になります。できれば、5時間以内に乾かすのがポイントです。

洗濯物は、部屋の中央や高い場所に干し、サーキュレーター、扇風機、エアコン、換気扇などを使って湿気を逃し、乾燥時間を早めるようにしましょう。乾燥対策に最適な方法はひとつに限らず、複数の方法を組み合わせて行うことで、より早く効率的に乾燥させることができます。

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洗濯物を干すときには、拳1つ分や指3本分程度の間隔をあけ、空気が通り抜けられることを意識しましょう。横から見たときに、洗濯物同士の間にすき間がある状態が理想的です。
アーチ干しも効果的ですが、不ぞろいでも逆三角の干し方でも、上記のように複数の方法を組み合わせることで、それなりに早く乾くと思います。

乾燥時間が長くなりそうなときは、抗菌剤入りの洗剤や酸素系漂白剤を使うのがおすすめです。柔軟剤の代わりにクエン酸を使うと、抗菌効果で雑菌による臭いを防ぐことができますよ。

6.洗濯槽の掃除を定期的に行う

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洗濯槽の掃除を怠ると、カビが衣類に付着してしまうこともあります。洗濯槽を清潔に保つために、洗濯槽クリーナーを使って定期的に掃除することを心がけてください。

洗濯物の不快な臭いにお悩みの方は、これらの6つのポイントを実践してみてはいかがでしょうか。きっと違いを感じられるはずですよ!

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