Seigo Ito
いまやどんな仕事であっても、ロボットやAIが代替する可能性に直面しています。それにより、人間にしかできない仕事の質がより研ぎ澄まされ、唯一無二の価値が生まれるという側面もあります。
金子眼鏡でのそれは、「バフ研磨」という工程だそう。プラスチックフレームに独特の艶と光沢を生み出す昔ながらの技術です。機械では代わることができない、人から人へ受け継ぐべき手仕事として、すべてのスタッフが習得しています。
その継承は、眼鏡の品質だけでなく、職人たちの精神も支えているのだといいます。【後編に続く】
市川さんと、工場長の粟田征樹さん(右)
Seigo Ito
【後編はこちら】「私たちは眼鏡をつくっている」 シンプルな言葉の真意とは。金子眼鏡が、磨きに込める美意識