酷暑の疲れが今になって出てきている方もいるのでは?身体と心の疲れは、サウナでリフレッシュするのがおすすめです。今回は、都心から1~2時間というアクセスで、森や海の絶景が楽しめるサウナ施設を3つご紹介。湖や川を水風呂代わりにできる場所もあり、自然に溶け込むような非日常感を味わえます。
<東京・西多摩>サウナ後には湖へダイブ。SUPやカヌーもできる「白丸village」
自然に包まれて過ごしたいときにおすすめなのが、新宿からJRで2時間弱の白丸駅からほど近い「白丸village(しろまるヴィレッジ)」。電車の中からも「ここは本当に都内?」と疑うような森を目にしながら、たどり着くのは無人の駅。そこから歩いて5分の多摩川沿い、白丸湖畔にある、テントサウナとSUPなどのアクティビティが楽しめる施設です。
最大の魅力は、白丸湖に面したロケーション。ここでは、この湖が水風呂代わりです。ととのうための外気浴のスペースももちろん湖の目の前で、大自然を満喫できます。
敷地内でテントサウナを張るスペースはA~Eの区画に分けられていますが、最も湖に近いのは特別な「プレミアム ツリーデッキ区画」。その名のとおり、森に抱かれるようなツリーデッキの上から、周囲の木々を反射してエメラルドグリーンに輝く湖を見下ろせます。
テントの準備や薪ストーブの火おこしは自分の手で行います。慣れない方もスタッフの方がガイドしてくれるので心配はなく、テントは10分程度で設営が可能。火を起こしたら、テントの中からも森と湖を眺めながら汗をかけます。薪に水をかけて蒸気を発するセルフロウリュ用のアロマも購入をし、香りでリラックスするのもおすすめ。
身体が芯から温まったら、湖へ。専用の飛び込みポイントからダイブできるのも、白丸villageならでは。山水の冷たさに、全身が覚醒するような爽快感を味わえるはずです。
その後はリクライニングチェアで休憩できますが、サウナ利用にはSUPレンタルもセットになっているので、湖に浮かびながら寝そべっての外気浴というほかにはないサウナ体験ができます。※水深は3m以上。湖へは救命胴衣を着用して入ります。
また、カナディアンカヌーをレンタルしての湖散策も可能。さらに、テントサウナでBBQ機材を借り、アツアツの野菜や肉・魚を味わうこともできます(※別料金。食材は持ち込み)。
SUPやカヌーで身体を動かし、サウナで癒され、BBQでお腹を満たす、大自然の湖畔ならではの体験をしてみませんか?
<東京・あきる野>渓谷に包まれたサウナを独り占め。宿泊もできる「自然人村」
「自然に触れたあと、そのまま泊まって疲れを癒せたら」という願いを叶えてくれるのが、東京都あきる野市から檜原村に及ぶ秋川渓谷にある「自然人村(しぜんじんむら)」。新宿から電車で1時間20分ほどの武蔵五日市駅エリアにある、貸し切りサウナとキャンプ場を備えたリゾート施設です。
ここでは、秋川渓谷の渓流が敷地内を流れています。エントランスを通って進んでいくと、さらに深い緑と大きな岩に囲まれた滝壺も。渓流のせせらぎや迫力のある滝の音、鳥・虫の声などを耳にしながら、川で水遊びをしたり、水風呂代わりにしたり。都内とは思えない大自然に触れられます。
その中にあるプライベートサウナは、樽型のバレルサウナです。炭の町だったという武蔵五日市らしさを感じる漆黒の外観ですが、中に入ると地元の木材・多摩産材に囲まれる温かみのあるデザイン。
セルフロウリュでは、すぐ近くの南沢あじさい山で採れたあじさい(甘茶)を柚子などと一緒に発酵させて作った「あじさい茶」をアロマ水の代わりにし、その香りを感じることができます。あじさい茶を凍らせたキューゲルもあるので、それをストーンに置いて、香りがより穏やかに広がるのを楽しんでも。
サウナのすぐ横にある多摩産材の水風呂やチェアで身体を休めるのは、なんとも贅沢なひととき。また、浅瀬の穏やかな水の流れの中や、深い滝壺に浮かんで身体を冷やすこともできます。好きな場所で自然に触れながら、ととのう準備をしてみませんか?
自然人村では川遊びやBBQ(機材のみレンタルか、豪華な食材付きコースもあり)ができるだけではなく、キャンプ場エリアで宿泊することも可能。広々としたキャビンやシンプルな山小屋のほか、森の中に溶け込むようなタイニーハウスは小さな家のような形や筒状など個性が豊か。そのうちのTRIANGOLOやARGOのハウスでは、サウナと同じく多摩産材の温もりを感じる室内で、ゆったりと脚を伸ばして村を眺めることができます。