形や素材感に惹かれるオブジェや植物をポイントに
上記の照明のように“用の美”を備えたものだけがあれば十分だと考えている一方で、「形や素材感におもしろさがあるオブジェやアート、植物など、実用性がないものにも心惹かれる」というyoshikaさん。そうしたものも少しだけ飾り、インテリアのアクセントにしています。
「それがゆったりとした部屋の雰囲気づくりにも一役買っているのでは、と思います」
香りのアイテムで「気」を変える
部屋の空気を整えるのには、香りも活躍。身支度や家事を終えたとき、寝る前などの一息つけるタイミングで、インセンスやパロサント、ルームスプレーなどを使用することがリフレッシュやリラックスにつながっています。
yoshikaさんが好んで使う香りは、ほんのりスパイシーで奥深い香りのフランキンセンスや、爽やかなオレンジとユーカリのブレンドなど。
「アロマは香りに癒されるだけではなく、部屋に流れる“気”を変えることができるので、なくてはならないものになりました」
3. 心の平穏を保つために、こまめに部屋をリセットする
心から気に入ったアイテムを集めた部屋では、使ったものを決めた場所に片付け、もとの状態に戻すことが基本。それは自分を上機嫌に保つことにもなります。
朝出かける前にベッドを整え、脱いだナイトウェアをたたみ、メイク道具やミラーはクローゼットへ。夜眠る前も同様に、ドライヤーやボディケアアイテムなどを片付けてからベッドに入ります。
「帰ってきたときや起きたときのわたしが、うんざりすることがないように。ゼロの状態に戻すことで、心地よく過ごせるようにしています」
自分自身の「好き」「心地よい」に素直に寄り添った部屋づくり
「自分自身が心地よく過ごせるのはどんな場所か」をしっかりと把握しているyoshikaさん。それに叶う家具やインテリアなどを選びぬき、空間に適したバランスで配置して日々いつくしんでいます。みなさんも「自分自身の好きなものは?心地よいものの量は?」を追求して空間を満たしていけば、帰りたくなる部屋ができていくのではないでしょうか。新年度の節目も近づくこれからの時期、自分と向き合い楽しみながら部屋づくりをしてみてください。
photo / yoshika
yoshika(@room_therapy3813)
デザイナーズマンションの30平米ほどのワンルームに暮らす元インテリアデザイナー。コンクリート壁のあるスタイリッシュな部屋で目指すのは「ミニマムで温かみのある空間」。DIYと柔らかな印象の家具やインテリアで整えた部屋の様子をInstagramに投稿し、人気を集めています。