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[3/24〜3/30の運勢]3月5週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のみずがめ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

情念体操

今週のみずがめ座は、『蜻蛉日記』の冒頭のごとし。あるいは、耳ざわりのいい夢物語なんかじゃなくて本当のことを記すわよと宣言していこうとするような星回り。

「藤原道綱母」という女性が、あの藤原道長の父で、今でいう上級国民のそのまたトップ層である藤原兼家のもとへ嫁いだ日々を綴ったものなのですが、誰もがうらやむ玉の輿に乗った生活は、一体どんなに素敵なものなのかと思って読んだら大間違い。

平安の宮廷社会では一夫多妻制の通い婚が普通で、日記の書き手はその何番目かの妻でした。兼家ははじめこそ甘い言葉を吐いていましたが、すぐに他の女に気を移し、次々と通いどころを広げていくかと思えば、たまにご機嫌取りにやってくるなど、「藤原道綱母」は見事に婚姻制度に振り回され、あれしてくれないこれしてくれないと、約20年にもわたって夫への不満や恨み、憎しみを育てていったのです。

今週のあなたもまた、自身の中にうずまく負のエネルギーを活動の原動力へと変換してみるべし。

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今週のうお座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

ひらりふわりと

今週のうお座は、「一斉に客の帰りし朧(おぼろ)かな」(塩谷康子)という句のごとし。あるいは、「われわれは夢と同じ素材でできている」というシェイクスピアのセリフを思い起こしていくような星回り。

「もうこんな時間…」「あっ、僕はそろそろ失礼します」「同じ方向でしたよね、じゃあ私も一緒に…」などと言い合って、さっきまでわが家で楽しく騒いでいた面々が申し合わせたかのように一斉に帰っていきました。

淋しいような、ホッとしたような気分に襲われつつ、一転して静まり返った室内を見渡して、ふと「朧だったのかな」と思ったのか、それでもあまりに現実味がなさすぎて、口に出して言ってみたのか。その瞬間の、そら恐ろしいほどの浮遊感と希薄さと言ったら。

そうして日常に戻り、一晩の記憶がすっかりうすれてしまった後も、精神の底にながれる根本情調のなかに「朧かな」の一言はどこか残り続けるのではないでしょうか。

今週のあなたもまた、そんな予感めいたコトバがふっとどこかから湧いて自分のもとへ降りてくるかも知れません。

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