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[3/24〜3/30の運勢]3月5週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

2025年上半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡

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今週のおひつじ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

新たな数式を生まねばならない

今週のおひつじ座は、実現不可能な理想に向かって、もはや後戻りできないような仕方で跳躍していこうとするような星回り。

精神医学者の木村敏は、『時間と自己』の中で統合失調症患者がどんな時間感覚をもって生きているのかという点について、「いつも未来を先取りしながら、現在よりも一歩先を生きようとしている」と表現しています。

しばしば統合失調症患者が訴える妄想も、誰かが自分に危害を加えることが現時点で確定しているからではなく、むしろそうであるかも知れない未来の兆しを読み取り過ぎているからだという風に理解できるわけですが、こうした統合失調症患者に見られる未来先取り的な時間意識のことを、木村は「アンテ・フェストゥム(祭りの前)」と呼びました。

今週のあなたもまた、目前の現実をぴょーんと飛び越えていくような‟弾み”がついていきやすいでしょう。

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今週のおうし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

生ける水となりゆくの

今週のおうし座は、「海に入ることを急がず春の川」(富安風生)という句のごとし。あるいは、深い安らぎを保てるようなペース配分に立ち返っていこうとするような星回り。

俳句批評の第一人者であった山本健吉によれば、同時代の俳人たちが本業の傍らで俳句に鬼気迫るような打ち込み方をしていたのに対し、富安風生の俳句には「どこまで行っても、余技としてたしなむ遊俳の感じがつきまとう」ところがあったのだとか。

それは、作者の句風が読者に何が何でも自分の見ているものを分からせようと肩ひじ張りすぎることなく、どこかたゆたうような春の川のゆったりとした流れに同調しながら、読者に事細やかに分からせようとすることを意図的に控えることで、かえって読者のほうで意味が自然に広がっていくことを大切にしていたようにも感じられます。

今週のあなたもまた、富安風生特有の「遊俳の感じ」を自身にも取り入れてみるといいでしょう。

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今週のふたご座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

島の可能性の話

今週のふたご座は、イースター島についてのグルニエの注釈のごとし。あるいは、人間の究極的な孤立をめぐる寓話を体現していくような星回り。

ジャン・グルニエはエッセイ集『孤島』の中で、キャプテン・クックの綴った『航海記』を引用する形でイースター島について描写し、さらにそこに自身がつむいだ物語とは直接関係のない、下記のような注釈を加えました。

人は島ileのなかで、「孤立isole'」する(それが島の語源isolaではないか?)。一つの島は、いわばひとりの「孤独の」人間。島々は、いわば「孤独の」人びとである。

おそらくグルニエは、太平洋の最果てに浮かぶイースター島のような孤島や孤島的状況を、決して孤独や封鎖の隠喩と見なしていた訳ではなく、大陸からの分離と再誕生の文脈で、人間にとって始原的な再創造に向けての特別な場として捉えていたのでしょう。

今週のあなたもまた、新しい誕生を産み出し続ける「島」の可能性にみずからを重ねていくことになるはず。

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