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<築53年>古風な空間や和室もグッと今っぽく。センスいい人のインテリア実例

築年数が経った団地や和室付きの物件も、古さを味わいとして活かせば部屋づくりが楽しくなるはず。築53年のマンションに家族3人で暮らすchulashihoさんは、そんな雰囲気に合うヴィンテージ家具をメインにして室内を彩っています。お気に入りを集めた家具選びや配置などのポイントを教えていただきました。

ヴィンテージ×モダンインテリアミックスの部屋づくり

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日の光がよく入る空間に、温かみのある家具が並ぶ部屋。夫と中学生の息子との3人家族で、2匹の猫とも一緒に暮らすchulashihoさんの住まいです。8年ほど前に購入したこの3LDKのマンションは、築年数53年。部分的にリフォームされていますが、どこか団地のような懐かしさが感じられる内装です。

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インテリア好きで、これまでさまざまなテイストの変遷を経てきたというchulashihoさん。現在は、古き良き時代の趣きを残すヴィンテージインテリアと、機能的なモダンインテリアをミックス。「カッコイイのなかに可愛さも感じられる『ツンデレ』」をテーマに部屋づくりを楽しんでいるといいます。

境目のない空間に、ゆったりと家具を並べたLDK

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扉がなくひとつにつながったリビング・ダイニング・キッチンには、色味をそろえた家具をゆったりと並べています。天井が低いため、背が高いものは置かないようにしているそう。窓からの光が部屋の奥まで差し込み、風通しのよさも感じられる空間です。

思い入れのあるテーブルとチェアをLDKの中間地点にセット

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レイアウトで目を引くのが、キッチンとリビングをまたぐように設けられたダイニングスペース。chulashihoさんが初めて手にしたヴィンテージ品のチェアを含むダイニングのセットが、LDKのどこからでも目に入るよう配置されています。

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ここではイギリスの伝統ある家具メーカー・アーコール社のドロップリーフテーブルに、同じアーコール社やオランダのヴィンテージチェアを合わせています。壁に取り付けたAPROZ(アプロス)のブラケットライトが照らす様子もおしゃれで、カフェや喫茶店の一部のよう。

キャビネットにお気に入りのヴィンテージ品をディスプレイ

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その横にあるチーク材のキャビネットは、イギリスで1952年に生まれた家具ブランド・G-PLAN(ジープラン)のヴィンテージ品です。同じ頃にイギリスで誕生した陶器メーカー・ホーンジーのカップ&ソーサーを集め始めたchulashihoさんが、収納用の棚を探していて一目惚れしたアイテム。角が丸いガラス窓や取っ手はかわいらしくも、ヘアピンレッグはシャープ。部屋のテーマに合っていて、ホーンジーのぽってりとした器との相性もぴったりです。

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ほかにも友人からの贈り物のガラスキャニスターや、千趣会で1960〜70年代に販売されていた木製の動物たち・ロイヤルペットのコレクションも並べ、見せる収納を楽しんでいます。

お気に入りだけを目につきやすい位置に。すっきり整えたキッチン

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キッチンでは、背面の壁際に冷蔵庫と背の高いカップボードを並べて、中央にスペースを空けています。通常ならここに置かれそうなダイニングテーブルがなく、ゆとりのあるレイアウトで、天井のルイスポールセンのペンダントライト「PH5」やレトロなストーブが映えます。

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調理台やコンロ周りもすっきり。コンロの壁に鍋や五徳を吊るし、換気扇のフードの上をケトルの置き場に。ほかの調理器具や調味料などは吊戸棚やコンロ・シンク下に収納し、目に触れないようにしてあります。食器を洗うときには布巾を敷いた上に器を並べるので、水切りかごも置いていません。

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収納の不足はりんご箱でカバー。天板に急須やポット、よく使うカトラリーや箸などを並べ、2段目にはグラスやコーヒーポットなどのガラス製品を。3段目に猫たちのご飯の器やストックなどを収納しています。使いやすく、見た目にもポイントになるコーナーです。

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シンクの横にあるレンジ台も、お気に入りが集まったコーナー。天板にはコーヒーグッズやホーンジーのキャニスター、好きな作家さんのカップやポットなどの愛用品を並べています。キッチンでの調理中やダイニングテーブルでの食事中にも目に入り、自然と笑顔になれるようなアイテムばかりです。

季節に合わせた模様替えも楽しむリビング

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大きな窓がある広々としたリビングは、家族みんながくつろぐスペース。ラグを敷き、キャビネットと同じG-PLANのテーブルと、RASIK(ラシク)のソファを置いています。

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ときに模様替えをして気分を変えることも。
春から夏にはラタンチェアを置き、クッションにはホワイトがベースのものを多めにセレクト。一部でも家具の質感やファブリックのカラーが変わると、涼しげで新鮮な気持ちになれそうです。

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