旅と想いや歴史を感じるお土産が大好きで、皆さんにもご紹介したいと思いはじまりました。デザイナーのrumiです。
みんな乗りたい日本最南端の特急列車! 巨匠が手がけた夢の「指宿のたまて箱」
やってきました!鹿児島県の指宿(いぶすき)駅。指宿市は鹿児島県薩摩半島の南端にあり、指宿温泉で知られる温泉地でもあります。1978年以降、毎年4月下旬に行われる市長の「アロハ宣言」から10月末まで市職員・銀行職員などがアロハシャツを公用服として着用しているのだそう。昨年で46年目となり、アロハシャツを着用している自治体はいくつかありますが、指宿市が一番歴史が古いと言われています。
駅前には見たことのない白と黒のパンダのような郵便ポストが。
なぜわざわざ指宿まで来たかというと、JRの「特急 指宿のたまて箱」に乗りに来たから!なのです。
のどかな駅。乗り降りする人も少ないなか、今回乗る予定の通称「いぶたま」の電車の指定席は満席とのこと。
「いぶたま」は、誰もが知る浦島太郎が登場する「竜宮伝説」がモチーフ。実は指宿が伝説発祥の地といわれているのだとか。「黒髪だった浦島太郎が玉手箱を開けたら白髪になってしまった」というストーリーを表現して、車両の海側が「白」、山側が「黒」という、とってもユニークなデザイン。
列車の内側も外側も、「たまて箱」をイメージした様々な装飾やグラフィックデザインで丁寧に演出がされています。
なんといってもこの列車の特徴は、窓を向いたカウンター座席!すわると、目の前には一面の海景色が広がり、まるで自然の中に溶け込んだような感覚に。
南九州産のスギや、船やヨットにも用いられるチーク材がふんだんに使用された空間は、ぬくもりと豪華さを兼ね備えた特別な体験をさせてくれます。
なかでも驚いたのがこのキッズスペース。海を眺めることができるキッズチェアと、ベビーサークルに子供たちも大興奮。こだわりのデザインが旅のわくわく感をより一層強くしてくれます。
鹿児島中央駅に着くと、浦島太郎がたまて箱を開けると出てきた白い煙をイメージして、なんと、ドアの上部からミストが噴射されます!こんなに仕掛けのある電車は見たことも体験したこともありません。
この電車のデザイン・設計をしたのはJR九州の車両・駅舎などを多数手掛けている、インダストリアルデザイナーの水戸岡鋭治さん。老若男女、誰が乗っても嬉しい・楽しい、そして思い出を持ち帰ることができる夢の電車です。
マンゴーをこよなく愛する「指宿マンゴーブランド協会」が作ったマンゴースイーツ
指宿と言えば、砂むし温泉とマンゴー!指宿マンゴーブランド協会では、2012年の協会設立当初よりマンゴーを使ったお土産の販売を行ってきましたが、好評につき、この度パッケージを全面的にリニューアルしたのだそう。それがこちら!
指宿の魅力がたくさんイラストになった、どこか懐かしいレトロなフォントとパッケージ!統一感もあり、一式お土産に購入したいくらい。今回お土産で購入してきたのはこの3つ。