家族が増え、新しい住まいを検討する中で見つけた新築の分譲マンション。建具や床などの選択肢がなく、物件そのもののデザインは変えられなかった分、お部屋を楽しむために選ばれた4つのアイテムを教えてもらいました。
新しい住まいをきっかけに、住空間へのこだわりがより強くなったと話すkanaさん。
「この物件は立地や価格帯がきっかけで知りましたが、初めてお部屋に入った際の明るさが印象的でした。南向きが前面窓になっているので、明るく、光の入り方も綺麗で惹かれましたね。前の住まいが西向きだった分、より違いが感じられたと思います」
お部屋の間取りは、60㎡の2LDK。「日当たりが良い分、お部屋もより楽しめるようになりました。この住まいで使っているインテリアのほとんどは、今の住まいになって揃えています」
インテリアにこだわりはじめたきっかけは暮らしの変化だったと話すkanaさん。「昔は全くインテリアに興味がなくて、ネットで安いものを、安ければ安いほどいいみたいな考え方で選んでいました」
「考えが変わるきっかけになったのはコロナで夫婦共々、在宅ワークとなりおうち時間が増えたことによる暮らしの変化です。ワンコも一緒に暮らすようになって、住まいを愛犬も私達も快適に過ごせるように整えていきたいと考えるようになりインテリアへ興味を持つようになりました」
kanaさんの、買ってよかった4つのアイテムを教えてもらいました。
ERCOL(アーコール)のクエーカーチェア
数あるインテリアの中でも、お部屋やインテリアを好きになるきっかけとなっていたのがERCOL(アーコール)のクエーカーチェアです。
「初めて購入したヴィンテージ家具です。インテリアを好きになって家を整えはじめてから、最初に取り入れた家具なので、一番思い入れがあります。大阪の70Bというお店で購入しました」
「背もたれが高いので配置する場所に関わらず、後ろから、横から、前から見ても美しい佇まいが一番気に入っているポイントです」
G-PLAN(ジープラン)のエクステンションテーブル
チェアとともに、住まいの中心的な家具となっているのがG-PLAN(ジープラン)のダイニングテーブル。こちらも70Bで購入されたもの。
「拡張式のエクステンションテーブルなので、普段は円形のまま家族3人で使っていますが、最大8人くらい座れるサイズに変えることができます」
「購入した時にはまだ子どもがいなくて二人暮らしだったので、このサイズ感が少し大きいかなと思っていましたが、三人暮らしになり、子どものお友達も遊びに来るようになって、この大きさの良さを感じるようになりました」
機能面だけでなく、テーブルを中心にインテリア選びには脚にもこだわりがあると話すkanaさん。
「部屋が狭いので、余白や抜け感を意識して家具の脚は細めのスラッとしたデザインを選ぶようにしています。背の高さも低めにして圧迫感が出ないようにしています」
食事はもちろん、在宅ワーク時のワークスペースとして、またホッと寛ぐ憩いの場としても。幅広く活用する。まさに暮らしの中心的なインテリアとなっていました。
イサムノグチ AKARI 26A
海外のヴィンテージ家具が中心のお部屋で、異なる要素を足したいと取り入れられていたのがイサムノグチのAKARI26A。
「一番有名なのは、まん丸の球体型だと思いますが、このちょっと潰れた感じがSNSで見ていた好きなお部屋アカウントの方が使われているのを見て採用しました」
「我が家の家具は全部ヨーロッパのもので揃えていて、最初は照明もそのテイストに合わせていました。ただ暮らしの中で、どこかで和の要素を加えたいなと思い、照明で取り入れています」
美しいシルエットに和紙の質感も感じられることで、灯りを点けていなくても絵になる照明となっていました。