カルティエが支える“多様性と美”の表現
このパビリオンの見どころは、単なる企業協賛ではなく、カルティエ自身が女性の活躍支援というテーマに深く向き合っていること。
展示空間の美しい曲線や素材の選び方にも、ラグジュアリーを超えた文化支援ブランドとしての哲学が込められています。アート、映像、言葉、音のすべてが調和して「女性たちの声」に寄り添っている姿勢に、思わず胸が熱くなります。
名もなき、すべての人の物語に光をあてて
最後の展示エリアでは、世界各国で活躍する様々な人たちのインタビューや映像が紹介され、多様な価値観の存在を視覚的に実感できます。
そこに登場するのは、有名人だけでなく、教育者、起業家、母親、活動家など、何者かでなくても、自分らしくあることに価値があると気づかされる、優しいメッセージが全体を通して響き渡ります。ふと涙がこぼれそうになる、そんな静かな感動が詰まったパビリオンでした。
音楽と自然が響き合う、オーストリアパビリオンで感じる五感のシンフォニー
6.伝統とテクノロジーが奏でる、オーストリアパビリオン
オーストリアパビリオンの入口で最初に目にするのが、静かに置かれた1台のグランドピアノ。
このピアノ、実はオーストリア・ウィーンの老舗ピアノメーカー「ベーゼンドルファー社」のもの。200年以上の伝統を持つその音色は、音楽の都ウィーンを象徴する音の芸術品として知られています。
そのピアノが自動演奏されるとともに、会場全体に音と光の波が広がり、森のような空間に命が宿る瞬間が始まります。
館内は緑と木漏れ日、風や鳥のさえずりがあふれる癒しの森。
さらに、音楽に反応して照明が変化したり、空間そのものが呼吸しているような演出も。動きに合わせて変化する音と光に包まれて、五感で感じるインスタレーション体験ができます。
美術館でもライブ会場でもない、不思議な音の森に入り込んだような気持ちになれるこの展示は、音楽と自然、テクノロジーの絶妙な調和を象徴する場所でした。
オーストリア政府観光局の観光大使を務めるL'Arc〜en〜CielのHYDEさんの展示も注目ポイント。スワロフスキーが贈呈した煌びやかなハットの展示は、ファンならずとも見逃せない存在感です。
会場でしか食べられない!万博グルメで世界一周
関西万博では、世界中から集まったパビリオンだけでなく、その国ならではの本場グルメを一気に楽しめるのも大きな魅力。ふだんなら飛行機に乗って旅しないと食べられないような絶品料理やスイーツが、ここでは気軽に味わえます。
7.お昼前に完売!ポルトガル館のエッグタルト
売り切れ必至!一口で虜になる本場の味
ポルトガル館で「とにかく絶対食べてほしい!」と話題沸騰なのが、エッグタルト。
本場ポルトガルのレシピを再現したエッグタルトは、開場から間もないうちに列ができ始め、午前11時半には売り切れることも珍しくない"幻の一品"なんです。サクサクの生地と、ふわふわプリンのようなとろけるカスタードの組み合わせが絶品。平日でも油断せず、午前中の早めのタイミングでチェックするのがおすすめ!
8.イタリア館のピンサ&ジェラート
ローマっ子に愛される伝統グルメを、万博スタイルで!
イタリア館のフードカウンターで提供されているのが、ローマ伝統のグルメ「ピンサ」。
一見ピザのようでいて、実は小麦・米粉・大豆粉などを独自ブレンドした生地を長時間発酵させて焼き上げていて、外はカリッと、中はもっちりという唯一無二の食感が特徴です。
見た目はボリューミーなのに、糖質オフ&高タンパクで、女性にも嬉しいヘルシーさも◎!
食後は、本場イタリアの濃厚ジェラート
ピンサで満たされた後は、お口直しに本格イタリアンジェラートを。定番のピスタチオ×シチリアレモンシャーベットに。どれも濃厚で、まるでイタリアの街角にある老舗ジェラテリアで食べているような気分♡
タロッコオレンジシャーベット、オリーブオイル&塩、ティラミスは、夕方頃には完売していたので気になる方は早めにチェックして!