見どころ③ 俳優さんたちの作品にかける想いの強さ
ほぼ初心者のキャストたちが、プロでも難しい楽曲に本気で挑戦。なかでも“エリーゼのために”の大胆なアレンジは圧巻で、演技と生演奏が一体となる奇跡の瞬間が次々に生まれます。音楽ドラマとしての本格的なクオリティも、推しポイントを語るうえで必須!キャストは1年以上の歳月をかけて楽器演奏に挑んだほか、劇中の楽曲には有名クリエイターが多数参加。
見どころ④ キャラクターと豪華キャスト
佐藤健(藤谷直季役):天才ゆえの孤独と葛藤を抱えつつ、音楽を限界以上に愛して曲を生み出す姿が胸に刺さります。
宮﨑優(西条朱音役):何度も挫折しながらも藤谷に出会い、素人ながら天才たちに食らいつく姿に感動。
町田啓太(高岡尚役):孤高のギタリストが仲間を支える側に回る展開が熱い。
志尊淳(坂本一至役):バンド活動を通じて「バンドとは何か」に気づき、キーボードにベース、コーラスまで担当する器用ぶり。
さらに、菅田将暉の圧倒的オーラのヘビメタ登場、山田孝之の先輩バンドのボーカル役など豪華俳優陣によるロックシーンも本場さながらで鳥肌!
見どころ⑤ リアルなライブ演出
ぴあアリーナに5000人のエキストラを集めたライブシーン、国営ひたち海浜公園のフェス会場での撮影など、まさに“本物のライブ”そのもの。観客を巻き込みながら作られた臨場感に圧倒されるはず。音楽ドラマとしての本格的なクオリティも、推しポイントを語るうえで必須!キャストは1年以上の歳月をかけて楽器演奏に挑んだほか、劇中の楽曲には有名クリエイターが多数参加。
大規模会場でのライブシーンに船上でのパフォーマンスといった、壮大で妥協ナシの世界観は見応え抜群ですよ。
見どころ⑥ MV『永遠前夜』の儚さ
RADWIMPS・野田洋次郎さん作詞作曲の『永遠前夜』MVも必見。
i-dleのMIYEON 醍醐虎汰朗が演じる男女の物語は、過去の幸せをiPhoneで自由に撮ったラフな映像と、現在をシネマティックに撮った映像が対比され、思い出のエモさが際立ちます。
さらに数年後の藤谷とあかねも登場し、映画とMVが自然に繋がる構成に。
「楽しい思い出は永遠じゃなく、今は一緒にいられない」――そんな儚いストーリーが心を締めつけます。
実際どうだった?ライターのリアルな感想
印象的なシーンは?
個人的に印象だったのは、劇中にも多く登場するライブシーン。
特にクライマックスのライブでは、TENBLANKが届ける音楽とまっすぐなメッセージに胸が熱くなり、ドラマということを忘れてしまうほど圧倒されました。
「天才の音は、凡人を不幸にする」
物語の中で鍵となる「天才の音は、凡人を不幸にする」という言葉。人を魅了することが求められる音楽業界ですが、藤谷の持つ天才的な才能に周囲は影響され、時としてそれが悪い方向に働くことも。
才能の持つ魔力を目の当たりにした周囲の葛藤、そして天才ゆえの藤谷の苦悩など、それぞれの複雑な心情が丁寧に描かれている所にグッときました。
ロカリ編集部も大ハマり!
編集長Yの感想
週末の夜に観始めたら止まらなくて、気づけば朝まで一気見。
その後は毎日のようにTENBLANKのアルバムを聴くほど、完全にハマっています。
学生時代からROCKを聴いてきた私にとっては、どこか“NANA感”も漂いつつ、壮大なエンターテインメントとして胸を震わせられる作品。仲間と一つのことを極限まで突き詰める姿に、久しぶりに心が熱くなりました。
観終わった頃には“グラスハートロス”状態に。PVやライブ情報を追いかけながら、本当に存在するバンドを応援しているような気持ちになります。普段あまり映画を観ない人にもぜひ体験してほしい!退屈な瞬間がひとつもない、音楽と青春の熱がぎゅっと詰まった作品です。
編集部員Eの感想
編集長のグラスハート熱に刺激を受け、私も完走しました。
少女漫画を実写化したような映像に懐かしさを感じつつも、演技力のある俳優さんや映像美に引き込まれてしまいました(クルーザーシーンは、びっくりしました。かっこよすぎ!)。
TENBLANKのマネージャーの甲斐(唐田えりかさん)や、井鷺一大(藤木直人さん)など、藤谷の天才ぶりに闇堕ちしてしまう人の苦悩や傷なども個人的には理解できるところがあり、シンパシーを感じてしまいました。実際藤谷みたいな人がそばにいたら、まわりは大変なのかなとか考えてしまったり。
個人的には、藤木直人さんの闇堕ちした役が新鮮でありセクシーでした。
TENBLANKのメンバーそれぞれの個性、やさしさ、高め合っていく姿はまぶしいの一言につきます。
本編以外にも、YouTubeにあがるメイキング映像など、俳優さんたちのやりとりや練習風景、作品に対して向き合う姿勢も素晴らしく、毎日いろんな動画を探しては見漁っています。
劇中バンドTENBLANKの音楽は?どこで聴ける?
国内外の音楽業界をリアルに席巻!
本作の中でやはり気になるのが、物語を彩る音楽ですよね。
劇中のバンドTENBLANKは、なんとアルバム「Glass Heart」を実際にリリース。国内外の複数のアルバムランキングで1位を獲得するなど、音楽業界をリアルに席巻しています。