今年で4回目の開催となる入場無料のアートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢 2025」が、2025年9月19日(金)~10月5日(日)まで、東京・下北沢で開催中です。
今回は実際に体験したエディターが、アートの魅力や有料チケットの特典内容まで、「ムーンアートナイト下北沢 2025」の魅力をたっぷりご紹介しますね。
月がテーマのアートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢 2025」
毎年お月見イベントとして話題になるアートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢」。
小田急小田原線の東北沢駅、下北沢駅の路線周辺にさまざまな屋外アートが展示され、限定イベントやグルメなども盛りだくさんのイベントです。
今年は日本初展示となる作品を鑑賞できるほか、新感覚のイマーシブシアターも用意されており、昨年よりもさらにグレードアップしたイベントになっていますよ。
目玉の屋外巨大アートの見どころを紹介
「Museum of the Moon」
本イベントのシンボル的存在である「月」のアートは、下北沢駅東口側から少し離れた空き地に設置されています。
直径7メートルの巨大な月アートは実際の月の約50万分の1なのだとか。
秋の夜長に、お月見気分を存分に味わえちゃいますよ。
また毎日21:00~21:30には、月アートの展示がされている空き地にて先着で線香花火体験ができます。会場に入るにはチケットの購入が必要なので、詳しくは公式サイトをチェックしてみてくださいね。
「Schrödinger's Cats」
日本では初展示となる、青い幻想的な光が目を引く猫の巨大アートは、下北沢駅南西口から世田谷代田駅に向かって徒歩5分ほど歩いた位置にあります。
「シュレンディンガーの猫」という思考実験をもとに作られたこちらの作品は、“見る人に常識を疑ってほしい”という作者の思いが込められているのだとか。
こちらの写真の猫は、眠っている猫ではなく死んでいる猫なんだそう…!
作者の意図を知ると、作品が全くの別物に見えてきますよね。
「Uranomorphia」
こちらはチケット購入者だけが見られる、星座をモチーフとした作品。
普段は入ることができない東北沢駅の屋上に展示されています。
作品を形作る1つ1つの線は、紫外線に反応して蛍光する糸で作られているのだとか。
夜空と調和したまるでプラネタリウムのようなこの作品は、とても幻想的でしたよ。
音声で作品を聞きながら下北沢を巡る「イマーシブシアター『猫町』」
チケット購入者はさらに、土日祝限定で日本独自のイマーシブシアターを作るクリエイティブユニット「daisydoze」によるイマーシブシアター「猫町」をみることができます。
観客がイヤホンを装着して夜の下北沢周辺の街を散策するこの作品は、詩人・萩原朔太郎が書いた『猫町』をオマージュしてつくられています。
音楽とダンスで味わう約45分間のイマーシブシアターでは、今までにない感覚を味わうことができますよ。
こちらの体験にはスマートフォンとイヤホンが必須なので、忘れずに持って行ってくださいね。