色や形、素材、ボリューム感も様々だからこそ、重ねたときに生まれる個性がリングの醍醐味。重ね方次第で印象がぐっとこなれて見えるから、もっと自由に楽しみたい! 今こそ手もとのレイヤードでおしゃれをアップデートしてみて。
1.素敵な人はリングの重ねづけを楽しんでいる!おしゃれプロ5人のお気に入りリングコーデ公開
センスのいい人の手もとに共通するのは、リングのレイヤード。おしゃれプロ5人にお気に入りのリングコーデを教えてもらいました。そこには、“らしさ”が光る、こだわりとストーリーがありました。
1.スタイリスト 吉村友希さんのリングコーデ
「華奢な地金リングを重ねるのが好き。夫と選んだ婚約指輪は薬指以外にもつけられるサイズ。特別なものだからこそ、気分やスタイルに合わせて自分らしく楽しみたいという思いからです」
「『カルティエ』や『ティファニー』のような名品ジュエリーは地金のデザインが洗練されていて、どんな服にも合わせやすいんです。今日のようなレース調の甘めの服も、ほどよく引き締めてくれて大人っぽく着こなせる。甘さをちょっと引き算したいときに、モダンなジュエリーでバランスをとるようにしています」
2.スタイリスト 山㟢静香さんのリングコーデ
「その日の直感で、必ずひとつはインパクトのある大ぶりなリングを選ぶのがマイルール。色も形もあえてそろえず、自由自在に重ねて、リズムのある手もとに仕上げることを意識しています」
「今日の主役は、『アドリンヒュー』のターコイズブルーの色石リング。数百点ものデッドストックの石の中から、自分の“ときめき”で選び、オーダーメイドで作ってもらいました。ひとつとして同じものがない、特別感のあるプロセスにも惹かれました。ジャケットスタイルのようなかっちりとした装いのときは、ぐっと自分らしさが引き立つ一点ものを添えるのがポイント」
3.Gajess ディレクター 三條場夏海さんのリングコーデ
「ゴールドのリングを軸にしていますが、凹凸があったりなめらかだったりと、表面の質感には差をつけるように。同じ色でもメリハリが生まれて、重ねたときに奥行きが出るのが好き」
「一見カジュアルに見えがちなネイビーのカーディガンも、『ビジュードエム』や『マリア ブラック』のゴールドリングを中心に左右にバランスよくレイヤードすることで、大人の余裕を感じるシンプルな装いに。ちらりと覗く素肌や華やかなネイルカラーで抜け感のバランスをとっています」
4.デミルクス ビームス プレス 久保プリヤンカさんのリングコーデ
「手もとに華やかさを足してくれる色石のレイヤードが好きです。中でも、20歳の誕生日に祖母から貰った色石は、大事な仕事の日に絶対に身につけている、お守りのような存在です」
「普段からモノトーンコーデが多いので、『フリュイジョリ』の色石やダブルフィンガーのリングを合わせてさりげなく華やかさをプラス。主張しすぎないのにふと目を引く、そんな上品なゴージャス感を手もとで楽しんでいます」
5.MIESROHE ディレクター兼 チーフデザイナー 坂上典子さんのリングコーデ
「ジュエリー好きの母から貰った色石や、友人が関わる『ベベット』でオーダーメイドしたリングなど、ストーリーのある一点ものをMIX。背景や思い出ごと重ねている感覚が心地いいんです」
「オールブラックのシンプルなコーディネートだからこそ、ジュエリーが自然と際立ちます。今日は大ぶりのリングを主役に、華奢リングや色石をMIXして手もとにリズム感を。スタイリングの抜けや遊びは、ジュエリーで表現するのが私らしさ」
2.ハイジュエリーのレイヤードに私らしさを託す
一生もののジュエリーを手にしたら、レイヤードで自分らしさをまといたい。その日の気分や装いに合わせて、名品をもっと私らしく。