焼くだけ、という手軽さから、ごはんやお弁当のおかずに何かと登場する焼き魚。でも、グリルを使うと焼き加減をみたり、汚れたりと忙しいときはちょっとメンドウ…。そんなお悩みを解決してくれるというレンチン用焼き魚プレート。本当に使えるのかちょっぴり疑いの念を持ちつつ、4アイテムをテストしました!
木村 大介/Test by MONOQLO編集部
焼き目もついて「旨い!」レンチンで焼き魚ができます
フライパンや魚焼きグリルでお魚を焼くときって、焦げないように火加減を調節したり、裏表をひっくり返したりと、意外と目を離すことができずたいへん。とくに忙しい朝などは、洗い物も増えてメンドクサイですよね……。
でも、そんな焼き魚を電子レンジにおまかせできちゃう調理器具があるんです。今回は、各社から発売されているレンジ調理器具を実際に使ってみて、食のプロと編集部員が「旨い!」と太鼓判を押した逸品をご紹介したいと思います!
選ぶポイントはやっぱりどこまでグリルに近づけられるか
おすすめを見つけるべく今回テストしたのは、蓋とセットで1000円台で手に入るカインズをはじめ4製品。鮭の切り身とカマスを焼き、食べ比べました。こういったジャンルの製品にありがちなのが、「焼き感」が出せずにただ蒸しあがってしまうだけのパターン。そして、意外と洗いにくいというもの。この辺りを選び方のポイントに設定し、比較しました。
それでは1位から、ランキングをご紹介!
堂々1位はレンジなのにふっくらオリエントのレンジ専用調理器具
魚焼きグリルやフライパンで焼くと、身がくっつき剥がれてしまい、旨みが飛んでしまったり、パサパサになってしまうこともあります。でも、オリエントの調理器具なら、余分な油を出すことなく旨みを閉じ込め、ふっくら焼けました。
もちろん、焼き目もバッチリです。結構感動。
オリエント
電子レンジ専用調理器具
NEWレンジクック
実勢価格:4439円
サイズ:幅227×高さ255×奥行125mm
電子レンジ調理でつくったとは思えない朝食ができます。
使い方はこちらです。
[1.魚を入れてレンジにかける]
魚の切り身を入れたら、フタをかぶせて電子レンジにかけます。加熱時間は、鮭の場合は4分ほどです。
[2.油を拭き取り裏返して2分]
片面を加熱したら、引っくり返します。魚の身がこびりつかないので、ひっくり返すのもラクラク。油はほぼ出ていなくても、拭き取るのがコツです。
[3.計6分でふっくら焼き魚の完成!]
フタを取ってみると……両面香ばしく焼き色がつき、身はふっくら。まるでグリルで焼いたかのようにおいしそう!
小さめの魚でなら、2尾焼くこともできます。これなら朝の忙しいときにもってこいです。ちょっとお高い印象もしますが、グリルの代わりになってしまうことを考えると、おすすめしたい一品です。
他に試したレンジ調理器具は、魚から余計な油分が出てしまったり、焼き目はつかず蒸した状態になったり……。容器にこびりつき、キレイにお皿に盛り付けるのに苦労するものもありました。2位以下の発表です。
焼き目つかず蒸し焼きの印象…クリヤマのプレートS
クリヤマ
マイクロウェーブヒート
プレートS
実勢価格:3347円
身はふっくらとしていますが、焼き目がつかないため、香ばしさが出ず蒸したような仕上がりに。小さい魚なら2つ焼けます。
小さい魚しか焼けないのが残念クリヤマ マイクロウェーブ
クリヤマ
マイクロウェーブヒートライト
実勢価格:2458円
サイズが小さいため、焼ける魚が限られます。身もパサパサ気味で、焼き目はつかず蒸し魚の状態になりました。