片付けたのにすぐに散らかってしまったり、やり方がわからなかったり…整理収納にまつわる悩みは人それぞれ。素敵に暮らしている人やお片付け上手な人には、自然と習慣化できていることがたくさんあります。その習慣の中から、特に大切な5つのことをご紹介します。
整理収納アドバイザー na
あの人の家はなぜ、あんなにキレイなの?
友人宅へ行ったとき、SNSをチェックしているとき……「なぜ、あの人のおうちはきれいなんだろう?」「なんて素敵な暮らしなんだろう?」そんなふうに感じてる方も多いのではないでしょうか。
何だか素敵に暮らしてるあの人。お片付けが上手な人。ご本人は無意識のうちかもしれませんが、実はさまざまな習慣を持っている方がとても多いのです。
今回は整理収納アドバイザーである筆者が、そんないくつかの習慣の中から、5つを厳選してご紹介します♪
習慣1 . 持たないではなく、持ちすぎないという習慣
家族人数・おうちの広さなどはそれぞれ異なります。ですが、共通していることは、住まいの広さ・個人の管理能力に合わせたモノの持ち方をしないとけいないということ。
例えば、200mlのコップ一杯に水を注ぐことを考えてみます。当然ながら、200ml以上注ぐと溢れてしましまいますよね。また、水を飲みやすい量と考えると、200mlより少ない水量となります。このように、コップ:水量=おうち:モノの量と、お片付けにも同じことが言えるのです。
まったく持たないことはむずかしいので、まずは自分・家族にとってちょうど良いものの量を把握し、持ちしすぎないような暮らしを習慣化しましょう。
習慣2 . モノに指定席を与える習慣
モノが元に戻る場所=指定席を、すべてのモノに決めていきましょう。この指定席を確保できていれば、毎日のお片付けはほんのわずかな時間で済ませることができます。
なにか新しいモノを迎えるときやお買物の前には、どこに収納しよう? そう考える習慣が大切です。この指定席は、スペース全体の約7割ほどで収めておくと後々よいことがありますよ♪
習慣3 . 空間貧乏性思考とはサヨナラ
こんなこと考えたことはありませんか?「この隙間がもったいない。もう少しモノを収納することができるかも!」なんて考えは禁物です。これ、空間貧乏性と言われています。
もし、突然ご家族やお友達がやってきて、たくさんの贈り物をいただいたとき、おうち中のを指定席だらけにしていたら、それらを収納する場所に困りませんか?そんなときのためにも、3割ほど自由席を確保しておきましょう。お片付け上手な方は、そのゆとりを常時意識しています!
習慣4 . 1日1回のリセットタイム
習慣1~3を身に着けることができたら、毎日のお片付けはとても簡単!一日のうちほんの僅かな時間でかまいませんので、1日1回のリセットタイムを心掛けましょう。
朝の外出前にリセットすれば、帰宅後すぐに夜の家事に取り組めたり。夜就寝前にリセットすれば、起床後は気分爽快ですよね。ご自身にあった時間帯に、10~15分ほど1日1回でOKなので、モノを元の場所へ戻す時間をつくりましょう♪
習慣5 . 時には自分より家族優先
「子どもがすぐ散らかす…」「夫がお片付けをしてくれない…」など、そんな要因のひとつに、ご家族への配慮不足が大きな理由が考えられます。片付けられないのには、片付けにくい何かしらの要因があるのです。
例えば、我が家の場合。お片付けが一番苦手だったり、お片付けに興味がないのが夫。「片付けてほしい」その一言では上手くいくことはありません。彼の意見をしっかり聞いて、彼が上手く片付けられる仕組みをつくりあげて。このお陰で、現在は散らかることもなく、嘘のようにすっきりを保てています。
お片付けには、自分だけではなく、家族を優先する心配りも大切なのです。
片付けられない現状から脱出しましょう!
「え?こんなこと?」と、当たり前のような内容もあったかもしれません。ですが、どれひとつとっても大切な習慣で、欠けることがあってはいけません。
苦手意識があるかもしれませんが、まずは習慣化できるよう心掛けてみましょう。片付けられない状況から脱出するためには、得た知識をすぐに実践・行動するのが一番ですよ♪