無料の会員登録をすると
お気に入りができます

ベトナムで1日2,500杯売れる!日本初上陸の行列店で、究極すぎる「牛肉フォー」を食べてきた

グルメ

ベトナムの大人気フォー専門店「Pho Thin(フォー ティン)」の第2号店が2019年3月9日、池袋にオープンしました。当初は長蛇の列ができるほど注目を集め、2カ月ほどたった今も引き続き人気を呼んでいます。これまで門外不出だった“伝説の味”が東京で楽しめるとあれば、食べてみない手はありません!グルメ女子も要チェックなウワサのお店に、急行しました。

ベトナムで愛され続ける「究極の牛肉フォー」が池袋で食べられる!/Pho Thin TOKYO

picture

ベトナム・ハノイに本店を構えるフォー専門店「Pho Thin」の2号店として誕生した「Pho Thin TOKYO(フォーティン トーキョー)」。

お店は池袋駅から徒歩4分ほど。駅からサンシャイン60通りに入り、1本目の十字路を右に曲がったところにあります。

picture

ハノイにある本店の様子(画像提供:Pho Thin TOKYO)

本店は創業45年の老舗で、世界中のガイドブックにも掲載される超有名店。旅行客だけでなく、現地の人からも長年にわたって愛されており、50席ほどのお店に1日2,000〜2,500人ものお客さんが足を運ぶのだそう。

海外進出はおろか、国内でもチェーン展開やフランチャイズ出店などを一切行わず、ハノイの本店だけでレシピを守ってきた同店。いわば“伝説”とも言うべきその味が、なぜ東京に上陸したのか・・・。実は、今回の出店には熱いドラマがありました。

もともとPho Thinは、ベトナム国外からいくつものオファーを受けていましたが、創業者であるティンさんはそのすべてを断っていたんです。そんなティンさんの心を動かしたのは、Pho Thin TOKYOのオーナーである墨さんの熱意でした。

picture

ハノイにある本店の様子(画像提供:Pho Thin TOKYO)

Pho Thinの味に惚れ込んだ墨さんは、現地をアポなしで訪問。自作の紙芝居を使って「『Pho Thin』の味を日本に広めたい」という思いを伝えました。そんな墨さんの姿勢にティンさんは心を打たれ、東京出店の許可を出したのだそうです。

「自分を突き動かしたのは、Pho Thinのフォーを初めて食べた時の感動です。言葉では言い表せない魅力があって、『これなら毎日でも食べられる!』と思いました。実は出店に関しては、コスト面から周囲に反対されたのですが、それでも、どうしてもチャレンジしたかったんです」(墨さん)

picture

店長の神谷さん

そんなPho Thin TOKYOが目指したのは、ずばり「Pho Thinの味を再現すること」。そのため、ティンさんを日本に招いて食材選びから協力してもらい、味を追求してきました。

さらには店長がハノイに渡り、ティンさん直々の指導のもと調理法を習得。そしてついに2号店と名乗るのにふさわしい、創業者も太鼓判を押す味が完成したのです。

そして3月9日、満を持してオープンしたPho Thin TOKYOは、SNSやメディアを通じて話題が沸騰。開店当初はお店の前に連日行列ができ、12時半にはスープがなくなってしまうほどでした。在日ベトナム人もこぞって訪れているといい、引き続き注目を集めています。

こんな美味しいフォーは食べたことがない! そんな感動を味わえる

picture

ローカル感のあるハノイの本店とは異なり、Pho Thin TOKYOの店内はとてもフォトジェック。壁は漆喰の左官仕上げで温かみがあり、中央に置かれた木目調のテーブルや椅子とも好相性です。一方、壁際に設けられたパステルブルーのカウンターは、どこか北欧モダンな雰囲気を醸しています。お客さんの六割は女性なのだそう。

席は、カウンターもしくは大テーブルを囲んで座るスタイルなので、一人でも気軽に入りやすいのもポイントです。

picture

提供メニューは、こちらの「牛肉のフォー」(840円)のみ。見ているだけで食欲のそそられる一杯です。パクチーのあり・なしが選べるほか、100円追加すれば大盛りがオーダーできます。

注目したいのは、こだわりのスープ。牛骨や豚骨をはじめとするさまざまな食材を使い、9時間以上煮詰めることで、角のないまろやかさと深いコクを生み出しています。

そして一際目を引くのが、これでもかっ!というほどトッピングされたパクチーとネギ。その下には牛肉もたっぷりと入っています。

picture

それでは、いざ実食!ワクワクしながら麺をすすると・・・なんともやさしい味わいが口いっぱいに広がります!麺は喉ごしが良くスルスルと食べられ、スープは上品なのに骨太のうま味。後から後から押し寄せてくる味わい深さに、箸が止まらなくなります。

加えて、パクチーとネギの爽やかさやシャキシャキ感も良いアクセントに。牛肉も肉厚で、他の食材に負けない存在感です。時間が経つにつれ牛肉の脂がスープに広がり、一段とコクが増します。

「これが本場の味か・・・!」と感動していると、墨さんからマル秘情報が!実は、Pho Thin TOKYOの味はベトナムの本店と少しだけ違うのだそう。なんでも、本店では現在、創業当時のレシピを少し変えて作っているのですが、Pho Thin TOKYOでは創業当時の味をキープ。そのため、東京で食べられるフォーは本店に比べてマイルドな味わいになっているとのだとか。

picture

そのまま味わうだけでも十分美味しいのですが、せっかくなら“味変”してみるのも◎。卓上にはチリソース、ライム、ニンニク酢、ニョクマムの調味料4種類が用意されているほか、パクチー(+150円)とたまご(+60円)を追加でトッピングすることも可能。少しずつカスタマイズして、自分好みの味を見つけるのも楽しいですね。

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ