恋愛観とは、男女でまったく異なるもの。付き合うとそっけなくなる男性心理がわからない! なんで男性は結婚に焦らないの? など、男心がわからず失敗を繰り返してきた女性もいることでしょう。この記事では、男女差恋愛学の高田机上さんに「男女の恋愛観で決定的に違うこと」とその理由を徹底分析・解説してもらいました。
高田机上(男女差恋愛学)
こんにちは、男女差恋愛学の高田机上です。
私は日夜、ブログで男女差の謎に迫っています。
今回のテーマは「男女の恋愛観の違い」についてです。恋愛の概念はひとつのはずですが、その捉え方には男女差があるのです。
男女で差が出る「10の恋愛観」
恋愛観において、男女の捉え方の差が顕著に表れる10項目をさっそく見ていきましょう。
(1)「総合力で好きになる女」と「容姿を好きになる男」
女性:総合力で好きになる
男性:容姿重視で好きになる
女性にとって交際は結婚前提です。
結婚して経済的・精神的に安定した生活を送れる相手を総合的に選びます。また、女性それぞれで重視する項目が違っても(容姿、性格、評判、経済力など)、総合点はあまり変わりません。
ですので、総合力の高い男性に人気が集中します。
一方、男性にとって交際は性行為前提です。
性行為したい容姿(妊娠能力が高い=若い・健康)を中心に選びます。もちろん性格も考慮しますが、容姿の合格が前提になります。女性の社会進出が進んだ昨今も、結婚したら男性が生活をリードする立場 であると責任を感じている人も多いと思います。したがって、女性に求めるものは生活基準のメリットではなく、容姿になるのです。
(2)好き候補は「数人の女」と「数十人いる男」
女性:好き候補は数人
男性:好き候補は数十人
女性の総合力審査を突破して、好き候補に昇格する男性は数人程度です。
外見だけなら突破できる男性も、内面も見られると絞られます。女性は、好き候補の中から一番「総合力が高い男性」や、一番「ときめきを与えてくれる男性」を好きになります。
男性の好き候補は容姿重視で選ぶので合格者が多いです。
その上、接点が少ない女性や彼氏持ちの女性までも含めるので数が増えます。「あわよくば」までをも候補にするので節操がありません。
最終的に男性は、好き候補の中から一番「自分と付き合ってくれそうな女性」を好きになります。
(3)恋心が「段々高まる女」と「はじめから高い男」
女性:恋心は段々高まる
男性:恋心ははじめから高い
女性は結婚が前提なので「自分の人生を預けられるくらい」の信頼ができてはじめて「好き」だと確信します。
信頼ができるかの審査には時間がかかりますし、信頼というものは人間関係の積み重ねで成立するものなので、恋心も段々と高まるわけです。そして、女性は好きになるとなかなか冷めません。
男性は容姿重視で好きになるため、初対面で早くも好き候補になり、少ないやりとりでもう好きになります。
男性も「この人と結婚できるか」と考えると慎重になりますが、交際時点では結婚を考えていません。男性は交際前に恋心のピークが来て舞い上がりますが、1回性行為をするとその気持ちは落ち着きます。
(4)「うまくいかないときに恋する女」と「うまくいったときに恋する男」
女性:人生がうまくいってないときに恋
男性:人生がうまくいっているときに恋
女性は人生や仕事がうまくいってないとき、「誰か(恋人)に頼りたい」と考えがちです。
でも、その考えはよくありません。なぜなら、自分の感情は自分で面倒を見なくてはいけないから。自分を救えるのは自分だけなのです。男性側としても「私を救ってほしい」というのは重いと感じます。恋愛感情じゃないですもん、それ。
一方の男性は、余裕がないと恋愛はできせん。
男性にとって恋愛とは「がんばるもの」だからです。もちろん交際後は、落ち込んでいるときに彼女に甘えたいと思うこともあります。
しかし、恋愛以外にがんばるべきことがあるとき、独りなら「がんばって彼女を作ろう」という気にはなりません。