買い物も工夫して
世の中には、本当に買い物上手な人がいます。割り引きやポイント加算特典のある日をしっかり把握する。チラシの特売情報を本当にお得かどうか見極める。これは経験の積み重ねもあるでしょうけど、ある意味でひとつの才能なのかもしれません。
もし二人のどちらかがそんな買い物上手なのであれば、思い切ってそちらに買い物を任せてしまった方がよいですね。残ったパートナーは、自宅で掃除や洗濯に精を出しましょう。そうでない場合は、3人寄れば文殊の知恵には及びませんが、二人でよく考えつつ買い物をしましょう。
買い物に行く前に買うべきもののリストを作ったり、セールの日やポイント加算デーなどを把握したりするのも、二人の共同行為と考えれば楽しめるはずです。いざスーパーなどに行くと、その場の雰囲気で目移りしてしまうかもしれませんが、互いが互いの手綱をしっかり握ってむだづかいを避けましょう。
ネット通販を利用する
買い物に出かけると、ついつい余計なものが欲しくなってしまう。気が付いたら、おいしそうなデザートや新発売のお菓子がカゴの中に……であれば、そこは視点を変えて買い物に行かない方法もあります。
大手スーパーなどでは、インターネット通販で一定以上の買い物をすると、自宅まで無料で配送してくれるサービスを展開しています。インターネット通販で5,000円以上(店舗によって異なる場合や、そのほか条件あり)の買い物すると、指定の時間に自宅まで届けてくれます。
受け取る時間に在宅する必要がある、限定商品や特売商品が対象外などのデメリットがある一方、買い物に使う時間をほかのことに使える、自宅にあるのに買ってしまったり、買う必要があるのに忘れてしまったりのうっかりを防げるメリットもあります。
考え方を変えてみる
こだわりを整理する
「食べるものは国産で」「無農薬野菜がいい」「冷凍食品は使わない」「お米は○○(ブランド名)が一番」「牛乳は○○が飲みたい」食べ物や飲み物に対するこだわりは、誰しも何らかの形で持っているのではないでしょうか。
もっともこだわりに比例して食費がかかるのも、多くの人が実感していると思います。こだわりを持つのは悪いことではありませんが、節約を心がけるのであれば、こだわり自体を考え直す必要があると思います。
もちろん「○○だけは、お金がかかっても構わない」のような食べ物、飲み物のこだわりがあれば、残しておいてもよいでしょう。節約一辺倒で楽しみのない食生活は味気ないものですから。
その"まとめる"は必要?
「安いときにまとめて買う」「まとめて作って冷凍しておく」のように、節約に登場するのが"まとめる"です。ただしこの"まとめる"にもよくない面があります。ストックがあることでなにかと使い過ぎてしまうことがあるかもしれません。また余分なものが部屋にあると、移動や掃除の邪魔になってスレトスにつながるでしょう。
多めに作った食べ物を冷凍保存しておいても、それを忘れて結局捨ててしまうのでは、何のためにまとめて作ったのかわかりません。同じ意味で、調味料やドレッシングも大きな容器の方が割安ですが、全部使いきれずに残った分を廃棄してしまうと、余分な出費になる可能性があるだけでなく、環境にも悪影響となります。
その"まとめる"は、本当に生活にプラスになるのか、もう一度考えてみましょう。
アプリを使ってみよう
買い物アプリを活用する
スマートフォンのアプリで、節約に活用できるものが、たくさんあるのをご存じでしょうか。「もう知ってるし使ってる」であればよいのですが、まだ使っていない人に向けて、いくつか紹介しましょう。全国10万店舗以上のチラシが無料で見られる「シュフー チラシアプリ」は、買い物チラシの情報を活かしたい人向けです。
また、小売店が提供するアプリでは、ポイントを貯めるなどの特典が付いてくることもあるので、その点でもお得になります。買ったあとで活用できるのが「レシポ」です。指定された商品を購入してレシート画像を送るとポイントが貰え、いろいろなサービスと交換することができます。
家計簿アプリでお手軽管理
食べた物を記入したり、毎日の体重を記録したりすることでダイエットに結びつける方法があります。これと同じく毎日の出費を管理すると節約につながることが多いようです。要は家計簿なのですが、「毎日書くのは面倒だなあ」という人におすすめしたいのが、家計簿アプリです。
シンプルな家計簿アプリは「ポチレコ」です。見やすく使いやすいデザインが特徴で、無料で使えるため、家計管理をしたことがない人は「ポチレコ」から始めてみてはいかがでしょうか。