気がつけば、茶色く色の変わった換気扇フィルター。「交換しなきゃ……」と思いながらも、つい見て見ぬ振りしてしまうことありませんか? もしかしたら、フィルター交換を負担に感じる理由が潜んでいるのかも。今回はそんな小さな負担をひとつひとつ解決し、簡単きれいにフィルター交換をする方法をご紹介します。
前田 梨絵
こんにちは、ライフオーガナイザー®の前田梨絵です。
換気扇内の汚れを防ぐためには、こまめな換気扇フィルターの交換が不可欠です。けれども、茶色く色の変わったフィルターを見て、つい見て見ぬ振りしてしまったことはありませんか? もしかしたら負担に感じていることは、ほんの小さな理由が原因かもしれません。
今日は、そんな「小さな負担」をひとつひとつ解決し、フィルター交換を簡単にきれいにする方法をご紹介します。
換気扇フィルター交換を負担に感じる理由とは?
フィルター交換の動作ひとつとっても、フィルターを選んで買うところから、取り付け完了するまで、本当にたくさんの判断や動作がありますよね。その中でも、私が面倒と思っていた3つと、その解決方法をご紹介!
①買ったときの袋から出し入れするのが面倒
以前は当たり前のように、買ったときの袋に入れたまま保管していて、使うときにその袋から取り出して使っていました。そして使った後は袋に戻すという……今考えてもなかなか面倒ですよね(笑)。
そこで、今までの方法をやめて、中身だけを取り出して収納することにしました。たったこれだけのことですが、毎回の出し入れがなくなり本当に楽〜!
②換気扇のサイズに合わせて毎回カットするのが面倒
わが家の換気扇にぴったりなサイズのフィルターが、なかなかみつからなかったため、お徳用のロールタイプのものを使っていました。そのため、毎回使うたびに換気扇カバーをフィルターに当てて、サイズを決めてカットしていたのです。
ハサミを出す→サイズを換気扇に合わせる→カットするという、毎回行うこの動作は、私にとって本当に見て見ぬ振りをしてしまいたくなるほど面倒な作業でした。
そこで最初にすべてカットして準備しておくことに。カットには、1時間ほどかかってそこそこ大変でしたが、毎回使いたい分をサッと取り出して使えるので、結果換気扇フィルターの交換が煩わしくなくなりました。
③引き出しから取り出しにくくて面倒
以前はロールタイプのフィルターを、小さな余裕のないスペースに入れていたので、取りづらさがありました。そこで、すぐ取り出せるキッチン下の引き出しに移動。1回の交換で使う2枚がパッと取り出せるくらい贅沢に場所を使って収納することにしました。
面倒なことほど、贅沢にスペースを使うと効果的! 交換に対して、面倒に思わなくなったのです。
ギトギトに汚れた換気扇フィルターは交換するのも気がひけるもの。それを防ぐには換気扇フィルターが汚れる前に、とにかくこまめな交換が必要になります。
このように交換に対して、3つを解決していきました。
次は取り付けです。
フィルターの取り付け方やコツは?
①フィルターカットのコツ
まず、換気扇カバーの幅に合わせてカットしていきます。このとき、上下はそのまま余らせておくのがポイントです。
さらに左右ワンセット分の2枚を重ねておくと、必要な枚数が一回で取り出せるので、さらに取り出しやすくなります。2枚1セットにしたものを、わが家の場合は、半分に折ってどA4サイズに。ボックスにちょうど収まるサイズになりました。
②取り付け方のコツ
カットの次は取り付けです。
①換気扇フィルターを広げておいてその上に換気扇カバーを裏にしてのせます。
②換気扇フィルターの上の余った部分を、換気扇カバーの裏側にかぶせます。
③かぶせた部分を磁石で止めます。
④表を向けて換気扇カバーの持ち手部分(小さなでっぱり)に換気扇フィルターをぎゅっと押し込んで穴を開けます。
⑤もう一度裏を向けて、次は換気扇フィルターの下の余った部分を換気扇カバーの裏側に引っぱりながらかぶせます(このギュっと引っぱるのがきれいに見えるポイント!)。
⑥かぶせた部分を磁石で止めたら完成です。
表から見ると、ピンとたわむことなくきれいに取り付けることができます。
ぴったりと取り付けられたフィルターを見て、「純正のフィルター使ってる?」と聞かれたこともあるくらい。