梅雨~夏に掛けて、特に暑さにまだ体が慣れていない最初の時期は夏バテしがち。そんな時は、さっぱりとしたお酢で作ったサワードリンクがオススメ! 簡単に作れるサワードリンクのレシピをご紹介します。
よんぴよまま
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
暑い夏、皆さんはどうやって乗り切っていますか? いつもよりも水分を摂って、栄養を摂って、休息も十分に……と気を付けていても、夏バテしてしまうことはありますよね。特に梅雨明けから真夏に掛けては、どんなに気を付けていても、暑さでよく寝られなかったり、食欲がわかなかったりもします。
そんな時に飲みたくなるのが、さっぱりとしたサワードリンク。我が家では毎年夏前に準備して、暑い時期によく飲んでいます。今回はそんなサワードリンクの作り方や、楽しみ方などをご紹介していきます。
サワードリンクのメリット
サワードリンクとは、季節の果物をお酢で漬け込んで作る飲み物のこと。お酢は古来より使われてきた調味料。酸っぱさが特徴ですが、料理に使うことで味のアクセントやコクを出してくれます。それだけではなく、食材の防腐や殺菌効果もあり、その働きを活用する料理も多数。食欲増進、消化促進、肉や魚の臭みとり、たんぱく質を柔らかくするなど、さまざまな働きがあります。
暑い季節の食材の傷みを抑え、食欲がないときにでもさっぱりと食べやすくしてくれるので、夏には積極的に活用したい代表選手! 夏バテに負けないようにお酢を上手に取り入れたいですよね。
ただ、この酸っぱさが苦手な方も多くいます。特に小さなお子さんは苦手なことも多いと思いますが、そんな時はサワードリンクを試してみてはどうでしょうか。甘くフルーティなサワードリンクは熟成させると酸っぱさも和らぎ、まろやかな味になります。普段お酢が苦手な方も、これならおいしく摂ることができるかもしれません♪
また、殺菌や防腐効果があるということは保存しやすいということ。長期保存可能な保存食としての一面もあります。
お酢は穀物酢をはじめ、果実酢などもあり、単に酸っぱいだけのものではありません。世界中にたくさんの種類があり、味わいや香りは豊富。さらに、漬け込む果物によっても味が変わるので、バリエーション豊かにいろいろな味を楽しむことができます。
サワードリンクはお酢だけではなく、一緒に漬け込む糖や果物のミネラルやビタミンなども同時に摂ることができるので、疲れを取って回復させてくれるということでも有名。健康や美容のため、毎日サワードリンクを飲んでいる方もいます。
市販品でも夏頃は数多くの商品が店頭に並びます。一般的なスーパーをはじめ、最近はコストコなどでも輸入品のサワードリンクも多く、本当に種類が増えてきました。ですが、自分で作れば酸っぱさや甘さ、好きな果物で自由に好みのサワードリンクを味わうことができます。もちろん費用も抑えることができるのも魅力。実は簡単に作ることができるので、自分好みの味で作って楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。
サワードリンクの基本の作り方
サワードリンクを作るときに、まず必要なものは瓶。しっかりと閉めることができる蓋つきのものを用意しましょう。
お酢そのものに殺菌効果はありますが、保存を考えて瓶の消毒・殺菌は必須。小さめの瓶なら煮沸消毒できますが、サワードリンクを作るときは果物を入れたりもするのである程度の容量が必要です。
大きな瓶の場合は煮沸するのが難しいので、アルコール消毒がおすすめ。アルコール度数35%以上の高めのものを使って、瓶の中も蓋も拭いて清潔にします。我が家は食品にも使えるパストリーゼ77を活用しています。スプレーなのでとても簡単に使えます。
使う果物はお好みのものを。よく洗って乾かしてから使います。皮つきで漬ける場合は、塩を刷り込んでワックスを取るようにしてください。水滴が残っているものをそのまま使うとカビなどの原因になるのでしっかり拭き取って乾かしましょう。
皮を剥いて作る場合は、果実のエキスがよく出るようにカットしましょう。
【基本の材料】
・果物…100g
・氷砂糖…200g
・酢…200ml
消毒した瓶に、果物と氷砂糖を交互に入れて、仕上げに酢を注げば仕込みは完成。毎日瓶を揺らして良く混ざるようにしましょう。1~2週間ほど経過して、果実のエキスがよく出て氷砂糖も溶けたら、実を取り出します。完成したサワードリンクは、冷蔵庫に保管すれば1年程度保存可能。
材料の割合は、お好みで変えても大丈夫です。酸味の強い果物は氷砂糖を多めにしたり、甘みの強い果物は控え目にしたりできます。糖度や酢の割合が高いほど保存効果も上がります。果物は長期漬けたままだと発酵が進んでしまうので、氷砂糖が溶けた頃には出してあげましょう。