毎日掃除機をかける人はいても、掃除機本体をこまめに掃除するという人は少ないのは。しかし、使ってそのままにしておくと、本来のパワーを十分に発揮できなくなることも……。そこで今回は、掃除機の吸引力が高まる“意外なアイテム”を使ったお手入れ方法についてご紹介します!
青山 卓弥/Test by 家電批評編集部
お手入れしないと吸引力が下がる!掃除機はパーツごとにキレイにしましょう
家中ピカピカにする派の方でも、案外見落としがちなのが、掃除機そのものの掃除です。
ビジュアルはもちろん、そのままにしておくと、当然吸引力が下がってしまいます。であれば、掃除機本体もしっかりキレイにするべき……なのですが、これが案外メンドウなもの。
ですが、ちょっとしたアイテムを使うことで、じつにスッキリ快適にできちゃうんです!
今回ご紹介するのは、以下の3つのパーツの対処方です。
①髪の毛が絡みまくったヘッド…
②ホコリがパンパンなフィルター
③見落としがちなゴムパッキン
この手強い3つの部分を、あれよあれよとスッキリさせてしまう、その方法がこちらです!
【①ヘッド】裁縫道具があれば超ラクラクでスッキリ!
ゴミを吸う役割を担っているヘッド。吸い込もうとしたホコリや髪の毛にヘッドが絡むと、知らないうちに吸引力が下がっていきます。
キツくからまって、ほどこうとしてもなかなか歯が立ちませんが、じつは裁縫道具のリッパーを使うことで、じつにカンタンに対処できるようになるんです。
「リッパーなんて、ウチにはない」という方でも、ご安心ください。Amazonで300円くらいで買えますので。
KIYOHARA
サンコッコー リッパー L SUN60-38
実勢価格:324円(あわせ書い対象商品です)
それでは、お手入れの方法を手順を追ってご紹介しましょう。
まず、ローラーがきちんと回るよう、軸に絡んだ髪の毛やホコリをリッパーでザクザク切っていきます。
ホコリを切りながらゴミを取るのがコツです。
次に、ヘッドが分解できるものはコインなどでネジをゆるめ、ローラーの軸のフタを外します。
フタを外したら、サイドに詰まっているホコリや髪の毛を取り除きます。
ローラーがきちんと回るよう、軸に絡んだ髪の毛やホコリをリッパーでザクザク切っていきます。
すると、どうでしょう。こんなにゴミが取れました!
実際に、掃除する前と後のヘッドを比べてみると……、
キレイさは一目瞭然! 掃除前は毛やホコリが絡まって全然前に進みませんでしたが、ローラーがちゃんと機能してスイスイ進むようになりました。
ローラーにホコリや毛が絡んでいたことで吸い残しが生じていましたが、解消したことによって広範囲のゴミを吸えるようになりました。
ヘッドがキレイになったところで、次はフィルターをお手入れしてみましょう。
【②フィルター】サッシブラシがめちゃめちゃ頼れます
掃除機のフィルターのお手入れには、サッシブラシを使います。コレで一気にホコリをはがしていきます。
サッシブラシも、Amazonなどで探せばスグ見つかります。もちろん、ご自宅にあるものでも問題ありません。
アズマ工業
ニューサッシブラシ AG701
実勢価格:291円
こちらがお手入れ前のフィルター。フィルターにゴミがたまると、空気が通らないことから吸引力が弱くなってしまいます。まさに、ホコリや髪の毛がたくさん詰まっている状態です。
さあ、ホコリがビッシリ詰まったフィルターを早速キレイにしていきましょう!
まずは、掃除機を逆さまに。パックから漏れたゴミが掃除機内に溜まっているので、逆さまにしてゴミを出し切ります。
ここでサッシブラシの登場! フィルターについているホコリやチリをサッシブラシで勢いよく掃きます。
すると……、ブラシがホコリをごそっと落としてくれて、こんなにキレイに!
お手入れ後は、ホコリや髪の毛が詰まっていたフィルターがキレイになって、空気がよく通るようになりました。
それでは最後に、見落としがちなゴムパッキンをキレイにします。