不注意で飲み物を床にこぼしてしまうこと、ありますよね。そんな時、あると便利なのが、なんと液体も吸えるハンディクリーナーです。今回は水も吸えるコードレスタイプの4製品を集め、掃除機としての機能を検証。備えておきたい乾湿両用クリーナーを見つけ出します。
青山 卓弥/Test by 家電批評編集部
ゴミはもちろん、水も吸っちゃう!ハンディ掃除機のベストを探しました
このところ人気のコードレスタイプのハンディ掃除機。
ちょっとした汚れが気になったときに、手軽に扱えるのが嬉しいポイントなのですが、じつは「液体も吸える」乾湿両用タイプがあるっていうこと、ご存知ですか?
今回は、Amazonで人気の5000以下の4製品をチョイスして、その性能を比較してみました。
乾湿両用ハンディ掃除機選び方のポイント
意外と安く、気軽に買えるのも魅力ですが、せっかく買ったのにイマイチ使えない……という状況は避けたいところ。そこで、乾湿両用ハンディ掃除機の選び方のポイントをご紹介します。
①しっかりと水分を吸収できること
“乾湿両用”を謳い文句にするのであれば、この点は重要です。今回はフローリング上の牛乳をどれくらい吸えるのか、確認しています。
②様々なタイプの床上のゴミをすえること
掃除機のタイプによっては、フローリングは得意だけどじゅうたんは苦手、といったものも。そこで、両方のシチュエーションでの吸引力を確かめました。
③うるさくないこと
掃除機を使っていて気になるのがコレ。今回取り扱った製品はいずれもかなりの音量でしたが、それでも差はありましたのでご注目ください。
果たして最高評価を得たのは、こちらの製品でした!
水分をしっかり吸い込み音も静かで取り回しもよし!
フカイ工業
充電式ウエット&ドライハンディクリーナー 6V
FC-830
実勢価格:2321円
サイズ:110×355×105mm
重量:720g
今回の検証でベストに選ばれたのはこちらの「FC-830」でした。本体の重さが720gと女性でも使いやすく、動作音も小さいのが特徴。専用ノズルを装着すると吸水口を幅広にする事ができ、効率よく吸う事ができるのがありがたいです。
【吸引力(水分):◎】
水分もしっかり吸い込む事が可能。フローリングならこれだけでもキレイになるレベルです。
専用ノズルは液体を吸い込みやすい幅広になっており、吸った水が逆流しない設計になっています。窓の結露を吸うのにも便利です。
【吸引力(固形/フローリング):◎】
【吸引力(固形/じゅうたん):△】
固形の吸引力はやや弱く、じゅうたんではその傾向が顕著でした。しかし、何回か動かせば問題なく吸いきることができます。
【稼働時の騒音83.6dbA:◎)】
結構うるさい数値です。配慮は必要ですが、今回扱ったモデルの中ではもっとも静かでした。
パワーは最高レベルホコリをしっかり吸いたい方に
ブラック・アンド・デッカー
充電式乾湿両用クリーナー
WD7201G
実勢価格:4381円
次点となったのはこちらのクリーナー。水分、固形共に抜群の吸引力を見せつけてくれました。素早く掃除したい時に便利ですが、稼働中はボタンを押し続ける必要があるなど、使い勝手でやや評価を下げてしまいました。
【吸引力(水分):◎】
液体も難なく吸い込み、バッチリキレイにしてくれます。
【吸引力(固形/フローリング):◎】
【吸引力(固形/じゅうたん):◎】
ハンディクリーナーとしてはパワー抜群で固形物も難なく吸い込みます。ただ、ゴミ捨て時には手が汚れてしまう構造が難点といえます。
【稼働時の騒音89.7dbA:○】
音はややうるさめ。使用する時間帯に注意が必要です。